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研究プロジェクトの定量的な状態診断方法の開発に向けた東京農工大学、フォーカスシステムズ、リバネスにて共同研究〜RISMプロジェクト開始〜

研究プロジェクトの定量的な状態診断方法の開発に向けた東京農工大学、フォーカスシステムズ、リバネスにて共同研究〜RISMプロジェクト開始〜

株式会社リバネス(東京都新宿区、代表取締役社長COO:髙橋修一郎、以下「リバネス」)は、東京農工大学(東京都府中市、学長:千葉 一裕)、株式会社フォーカスシステムズ(東京都品川区、代表取締役社長:森啓一、以下「フォーカスシステムズ」)と、研究プロジェクトの定量的な状態診断方法の開発に向けて共同研究を実施します。

 

現在、企業経営においてイノベーションを生み出す環境の構築は喫緊の課題となっています。偶発的にではなく、組織をマネジメントすることでイノベーションを生み出すイノベーションマネジメントの必要性が問われており、国際標準機構(ISO)では、企業や組織からイノベーションを興すマネジメントシステムの標準化が進められています。そこでは、2024年を目処に策定が進められる「ISO56000」シリーズには、マネジメントシステムの基本的な手引きや要求事項や行動をまとめた認証規格が検討されています。

一方、近年はオープンイノベーションの推進において、既存企業とスタートアップ企業の協働や既存企業同士の協働が重要となってきていますが、多くのステークホルダーが関与する研究開発プロジェクトをマネジメントすることは容易ではありません。中には、プロジェクトが頓挫し、投資されてきた資金と時間を回収できないケースがしばしばあります。

 

東京農工大学大学院工学府産業技術専攻の林田英樹教授は、30年以上日本と欧州の化学企業に勤務し、電子材料分野における事業部のマネジメントおよび新材料開発・新事業開発のプロジェクトを数多く実施、当該分野での新製品・新事業開発の実績を有するとともに、近年はコーポレートベンチャーキャピタル部門でベンチャー投資と投資を通じた新事業開発プロジェクトを推進し、新規事業を創出しています。こうした日欧企業における研究開発経験をベースとした、研究開発プロジェクトマネジメントに関する研究を大学で実施、2016年に国際P2M学会の学会奨励賞、2017年に日本生産管理学会賞を受賞しています。

本研究では、研究開発プロジェクトの状態を可視化するシステムを開発し、ISO56000シリーズの評価モデルとして推奨されることを目指します。これにより、これまでに課題視されてきた、研究開発プロジェクトへの投資最適化を目指し、研究成果の事業化・サービス化を見据えた検討を行います。

【株式会社フォーカスシステムズについて】

株式会社フォーカスシステムズは、1977年に設立され、公共・通信ほか、社会性の高い分野におけるシステム開発・運用に携わるだけではなく、IoT、クラウドやAI等、時代の流れを見据えたビジネス展開も積極的に推進しています。また、様々な産業興隆にITで貢献できるよう産学連携・産官学連携のオープンイノベーションを日々模索しています。コーポレートスローガンは“テクノロジーに、ハートを込めて。”人と人とを技術でつなぐ私たちフォーカスシステムズの仕事に、社員ひとりひとりが、情熱と誠意を持って臨む姿勢を込めました。 

WEBサイト: https://www.focus-s.com/

 

【株式会社リバネスについて】

研究者集団であるリバネスは、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念のもと、大学や企業から生まれる科学・技術と異分野の知識を組み合わせ、地球貢献に資するプロジェクトを創造するサイエンスブリッジコミュニケーターとして活動しています。

WEBサイト:https://lne.st/

 

本件に関するお問い合わせ先

株式会社リバネス 投資育成研究センター(担当:福田、塚越)
TEL:03-5227-4198 / E-mail:[email protected]
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル6階