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日本とシンガポールの異なる強みをかけ合わせ、クロスボーダーでの事業創出を強化 未来の「豊かさ」を共創するインキュベーションプラットフォーム「D-0.」第2期が始動

日本とシンガポールの異なる強みをかけ合わせ、クロスボーダーでの事業創出を強化 未来の「豊かさ」を共創するインキュベーションプラットフォーム「D-0.」第2期が始動

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘)とJTのコーポレートR&D組織であるD-LAB(ディーラボ)は、両社が共同で運営する未来の「豊かさ」を共創するインキュベーションプラットフォーム「D-0.(ディーゼロ)」の第2期を、2026年5月22日に開始しました。

公式サイト:https://d-0.world/ 

 

■「D-0.」第2期のポイント

 「D-0.」は、2025年にリバネスとJTが共同で立ち上げた、「心の豊かさ」を実現する新たなアイデアや事業の創出を目指すプラットフォームです。日本とシンガポールの多様なパートナーと連携しながら、構想の具体化や事業化を支援する設計、参加者自身もまだうまく言語化できていないアイデアの初期段階から伴走する点を特徴としています。

 昨年開始した第1期で得られた知見を踏まえ、第2期では新たに複数の外部パートナーとの協働体制を構築し、参加者の事業創出をより強力にサポートします。第1期と同じく「D-0.」を通じて日本とシンガポールの二拠点を接続し、第2期からは新たに日本が持つものづくり・クリエイティブの強みと、シンガポールの持つ先端的な実証環境・多国籍人材や実市場との接点を参加者に提供します。これにより、参加者は自身のアイデアの具体化、検証から事業化までのプロセスをスピーディーに行うことが可能となります。

日本では、新たに株式会社浜野製作所(https://hamano-products.co.jp/)と武蔵野美術大学( https://www.musabi.ac.jp/)がパートナーとして参画しました。

 株式会社浜野製作所は試作開発の経験と知見が豊富な金属加工メーカーであり、同社の連携を通じて、参加者が自身の構想をもとに試作品の制作や技術的な検証に取り組める環境を提供します。アイデアの段階にある構想を、実際に手で触れられる形にすることで、機能性や使いやすさ、量産・実装に向けた課題を具体的に検討していきます。武蔵野美術大学は、参加者が自らの技術やアイデアを、社会や生活者に伝わる体験・表現として磨き込む機会を提供します。単に事業アイデアを説明するだけでなく、誰に、どのような価値として届けるのかを可視化し、構想の伝達力や共感性を高めていきます。

 シンガポールでは、サステナビリティハブとしての起業家・企業・コミュニティが集うイノベーション拠点を運営するVidacity(https://vidacity.com.sg/)と、シンガポールの起業家・政府・企業・投資家をつなぐ民間主導の中核支援機関であるAction Community for Entrepreneurship(以下「ACE.SG」、https://ace.sg/)との協働体制を構築しました。

 Vidacityは、参加者が現地の課題や市場環境に触れながら、構想の実証や事業検証に取り組む機会を提供します。日本で磨いた構想を、シンガポールの実証環境やコミュニティの中で検証することで、海外展開に向けた仮説を精緻化していきます。ACE.SGとの協働は、参加者が多国籍な起業家コミュニティや支援機関、市場関係者と接点を持つ機会の拡大をもたらします。これにより、構想の事業性を多様な視点から検証し、グローバルな視点での事業創出に向けた次の一歩につなげていきます。

 

 日本での構想の具体化、試作、表現の磨き込みと、シンガポールでの実証機会、多国籍人材や市場との接点を活かすことで、参加者のアイデアをより具体性持つ形に磨き上げるとともに、検証から事業化に至るまでのスピードと確度を高め、海外展開も見据えた事業創出を後押ししていきます。

 

<パートナーコメント/ACE.SG CEO パトリック・リム氏>

「D-0.は、日本とシンガポールのスタートアップエコシステムが持つ知見と実践をつなぐ、非常に意義ある取り組みであると考えています。起業家ネットワークと多様な地域知見を活かすことで、日本とシンガポールのスタートアップが、初期段階の構想を地域での実装・市場展開へと進めていく機会の創出に貢献できると期待しています。」

     

■ 第1期を通じて見えてきた成果と学び

 「D-0.」第1期では、2025年6月7日に日本とシンガポールの2拠点で「D-0. Kick off2025」を開催の上、50名超の申請者に対する選抜・伴走を経て、2025年11月14日に「D-0. Demo Day 2025」を開催し、12名の参加者が約6カ月にわたって磨き上げてきた問いや構想を発表しました。その場での対話を通じて選抜された7名の挑戦は、その後も「D-0.」の伴走支援を受けながら、事業化や創業検討へと進んでいます。

 その象徴的な事例の一つが、第1期最優秀賞を受賞した太田有希乃氏の構想です。「D-0.」第1期を経て磨かれた、体幹操作で自由な移動体験を実現するハンズフリーモビリティ「Feeling」は、新たな価値や市場の創造に貢献する技術・製品・サービス等を表彰する「CEATEC AWARD 2025」において、モビリティ部門賞を受賞しました。また、2026年1月には、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する、ITを活用してビジネスや社会課題の解決に挑む人材を育成する「未踏アドバンスト事業」に採択されています。現在は介護現場での検証も進められており、問いの段階にあった構想が、開発と社会実装の両面で進展しています。

 

 第1期を通じて見えてきたのは、問いや情熱を育てる教育機会だけでなく、それを試作して実証し、市場、共創先へと接続する基盤が重要であるということでした。第2期における連携基盤の拡張は、こうした学びを踏まえたものです。

 

<第1期参加者コメント例/太田有希乃氏>
D-0.では、自分の問いを、事業として人に伝わる形まで言語化ができました。皆様の昼夜を問わない熱意あふれる伴走に何度も背中を押され、『自分もまだまだ止まっていられない』と走り続ける活力をいただきました。シンガポールでの登壇や企業訪問、先輩起業家との対話など、現場に触れる経験は、私の視座を大きく引き上げてくれました。これらの経験で得た構想は、いまの挑戦につながっています。第2期では、参加者がこの場を通じて更に一歩先へ進まれることを楽しみにしています。」

 

■ 第2期のプログラム

 「D-0.」第2期では、2026年5月22日のキックオフを起点に、同年6月20日、7月11日、8月1日の講義、11月20日の Demo Day へとプログラムを進めていきます。各講義では、JT・リバネスのメンバーに加え、起業家、研究者、クリエイター、ものづくりや実証の現場に関わる外部パートナーとの対話を通じて、参加者がそれぞれの問いを深め、構想を事業仮説として磨き上げていきます。

 Demo Day では、その過程で育てた構想を、企業、大学、支援機関など多様な関係者に向けて発表し、次の共創相手や実証機会へと接続していきます。さらに、選抜された構想については、伴走支援、外部パートナーとの接続、株式会社グローカリンクを通じた投資育成の検討などを通じて、検証から事業化までを見据えた支援を行います。第2期では、第1期で得られた知見を踏まえ、教育から事業化までをより滑らかにつなぐ支援体制を強化していきます。

※JTが2015年にリバネスグループの株式会社グローカリンクに出資する形で開始したジョイントベンチャー。主な事業内容は、ベンチャー企業への投資育成等

リバネスは今後も、JTグループそして国内外の共創パートナーとともに、「D-0.」を通じて生まれる問い、知見、人材、事業の種を育みながら、科学技術の発展と地球貢献の実現に取り組んでまいります。

 

<D-LABについて>

 2020年に組織化されたJTのコーポレートR&D組織。「D-LAB=Delightful Moment – Laboratory」の意。JTG Purpose「心の豊かさを、もっと。」の具現化に向け、 長期視点で、JTグループのまだ見ぬ「心の豊かさ」を研究・探索・創造する。活動は「心の豊かさ」を提供価値の起点としており、トライアル・アンド・エラーを繰り返しながら常に約100件以上のプロジェクトを進めています。

D-LABサイト https://www.jti.co.jp/dlab/index.html 

 

<株式会社リバネスについて>

 リバネスは「科学技術の発展と地球貢献を実現する」をビジョンに掲げる研究者集団であり、アジア最大級の研究開発型ベンチャーの発掘・育成エコシステム「テックプランター」や地球貢献型リーダー育成を目指す「リバネスユニバーシティー」等、世界中のパートナーとプロジェクト創出に取り組んでいます。

公式サイト https://lne.st/