九州エリアでディープテックの産業育成を目指す「九州テックプランター」を立ち上げ〜福岡を中心に九州・台湾・韓国とのトライアングル構想を推進〜

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役CSO:髙橋 修一郎)は、福岡・佐賀・大分・熊本・鹿児島・山口を中心とした九州エリアの大学等研究機関や企業が有する科学技術シーズを発掘・育成し、新たな産業の創出を促進する「九州テックプランター」を立ち上げました。
本取り組みは、2016年から10年間推進してきた熊本テックプランターをはじめ、九州エリアで構築してきた研究者、ベンチャー、大学、企業、金融機関、行政のプラットフォームを基盤とし、台湾と韓国のエコシステムを結ぶトライアングル構想を始動させ、地域発の事業の継続的な発展と産業基盤の強化を図るものです。
これに伴い、2026年7月29日(水)、福岡市内において、九州テックプランターのパートナー企業である福岡地所株式会社、株式会社みずほ銀行とともに記者発表を実施しました。

(写真 左から)
- 福岡地所株式会社 執行役員 福井 智彦 様
- 株式会社リバネス 代表取締役CSO 髙橋 修一郎
- 株式会社みずほ銀行 福岡法人第二部 副部長 和田 桂祐 様
◾️ディープテックエコシステム「TECH PLANTER(テックプランター)」について
リバネスグループでは、ディープテック黎明期の2014年から、世界を変えたいという情熱をもつ研究者や研究開発型ベンチャーを発掘し、地球規模の課題解決に資する事業を育てるエコシステムとして、日本国内及び東南アジアでTECH PLANTERを推進してきました。
2016年からは、日本の地域内にこのエコシステムを浸透させることで、地域からベンチャーが生まれ続ける基盤をつくり、新たな地域産業を創出することを目指して「地域テックプランター」を立ち上げ、熊本県からスタートを切りました。
2025年時点で、国内7領域・12地域及び東南アジア6カ国(シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイ、インドネシア)で取り組みを展開し、累計で日本2,863チーム、東南アジア1,883チームが参加するアジア最大のエコシステムへと拡大しています。
◾️九州テックプランター立ち上げの経緯
九州地域においては、2016年7月に、熊本県、株式会社肥後銀行、熊本大学、一般社団法人熊本県工業連合会、株式会社リバネスの5者連携により、熊本県内の大学や研究機関が有する科学・技術シーズを発掘・育成する熊本テックプランターを開始しました。10年間の活動を通じて、研究者146チーム、スタートアップ・地域企業95社を含む、計251チームを発掘育成し、新たに20社の大学発ベンチャーが生まれるなど、ディープテックエコシステムの基盤を構築してきました。
(参考リリース)
熊本県・(株)肥後銀行・国立大学法人熊本大学・(一社)熊本県工業連合会・(株)リバネスが「次世代ベンチャーの発掘・育成に向けた連携協定」を締結
さらに、鹿児島県では2019年から2021年まで「鹿児島テックプランター」を展開し、大分県では2021年度より県の委託事業として、先端技術を活用した県内企業の新規事業創出に取り組むなど、九州各地で地域に根差した活動を推進してきました。
一方で、九州エリアは、台湾・韓国・ASEANへの玄関口という地理的優位性を有するものの、その優位性を活かしたディープテックの国際共創や、大学・企業・スタートアップを横断的につなぐ産業エコシステムは、さらなる発展の余地を残しています。
そこで、このたび、「九州テックプランター」を立ち上げ、これまで各県で蓄積してきた活動基盤を九州エリアへと拡張し、県単位の取り組みを越えた広域型エコシステムを構築します。さらに、台湾・韓国のディープテックエコシステムとの接続を強化することで、九州発の技術・人材・スタートアップが世界へ挑戦するための産業基盤の構築を目指します。
◾️福岡・台湾・韓国を結ぶトライアングル構想
福岡は、空港から都心まで約5分という高い交通利便性に加え、ソウルへ約1時間30分、台北へ約2時間30分でアクセスできるなど、日本と東アジアをつなぐゲートウェイとして優れた地理的優位性を有しています。また、九州大学病院の敷地内に立地するバイオインキュベーション施設「エフラボ九大病院」の開設により、国内外のディープテックスタートアップが集積する新たな拠点形成が進んでいます。
本構想では、この優位性を生かし、福岡・台湾・韓国の3地域で相互に連携することで、大学、スタートアップ、地域企業、投資家を国境を越えて接続し、研究成果の社会実装を加速する「Deep Tech Ecosystem Triangle」を構築していきます。
さらに、福岡県が重点分野として位置付けるバイオ領域を起点に、3地域の企業・研究機関による共同事業開発を推進する「Bio Tech Growth Triangle」を形成し、食品・素材・ヘルスケア・医療など幅広い分野で新たな産業創出を目指します。
構想の実現に向けて、2026年6月には、国立台湾大学生物科技センターと、日台間の科学技術エコシステムの強化と起業家育成を目的とした相互協力に関するMOUを締結し、国立陽明交通大学のスタートアップ支援機関IAPSと、スタートアップ・エコシステムの相互発展と連携を目的としたMOUを締結しました。
(参考リリース)
国立台湾大学生物科技センターとMOUを締結:日台間の研究者・学生交流およびアントレプレナー育成を推進
台湾・国立陽明交通大学のスタートアップ支援機関IAPSとリバネスがMOUを締結
また、東南アジア6カ国では2025年8月時点で、12の政府機関、32の大学、7のエコシステムビルダーと連携協定を締結しています。台湾・韓国とのトライアングル構想を起点として、リバネスがこれまで東南アジア6カ国で構築してきたディープテックエコシステムと接続することで、九州発の技術・人材・スタートアップが国や地域を越えて展開する広域ネットワークの形成を目指します。
◾️福岡市のスタートアップ関連事業とも連携
株式会社リバネスは2026年度、福岡市が実施する以下の2事業において優秀提案者に選定されました。
令和8年度先端技術拠点形成促進事業業務委託
- 国内外の研究開発型スタートアップや大学等を対象に、福岡市への研究・事業開発拠点の設置を促進し、新たな産業の創出につなげる事業です。
- (優秀提案者)TOPPAN・リバネス共同事業体
(参考)【令和8年度】「先端技術拠点形成促進事業業務委託」に係る提案競技選考結果について
Deep Tech Expansion Program 2026業務委託
- 海外市場への展開を志向する福岡市内外のディープテックスタートアップ等を対象に、成長フェーズや事業特性に応じた個別の伴走支援を行います。
- (優秀提案者)株式会社リバネス
(参考)令和8年度「Deep Tech Expansion Program 2026業務委託」に係る提案競技選考結果について
これらの事業と九州テックプランターを連携させることで、九州各地から研究者やディープテックベンチャーを発掘するとともに、福岡市への研究・事業開発機能の集積や、国内外への事業展開につなげ、福岡市のスタートアップエコシステムのさらなる成長を目指します。
◾️九州テックプランター2026 概要
九州テックプランターは、九州地域において事業化を目指す研究者やディープテックベンチャーを発掘し、研究成果の社会実装を促進するプログラムです。九州テックプランター2026のエントリー締切りは9月25日(金)です。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
また、地域開発パートナーとして本取り組みに参画くださる企業も引き続き募集しております。関心をお持ちの企業の方は、ぜひページ下部に記載の担当者までご連絡くださいませ。
実施体制
| 主催 | 株式会社リバネス |
| 地域開発パートナー | 福岡地所株式会社、株式会社みずほ銀行、京セラ株式会社、株式会社フォーカスシステムズ |
| 後援 | 福岡市、熊本県、大分県 |
エントリー対象
ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなどのリアルテック領域において、技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をより良くしたいという構想を持ち、創業または新事業展開の意思がある方を対象とします。
対象地域
九州全域(注力地域:福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、鹿児島県、山口県)
主なスケジュール
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社リバネス(担当:福田、戸上、重永)
TEL:03-5227-4198 E-mail:[email protected]
