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リバネスグループ、知識中核企業である山田商会ホールディングとフィリピンのEV充電ベンチャーCHRGへ共同出資  〜フィリピンにおける持続可能なモビリティ・エネルギーシステムと新たな事業開発モデルの構築へ〜

リバネスグループ、知識中核企業である山田商会ホールディングとフィリピンのEV充電ベンチャーCHRGへ共同出資  〜フィリピンにおける持続可能なモビリティ・エネルギーシステムと新たな事業開発モデルの構築へ〜

リバネスグループは、株式会社リバネスキャピタル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:髙橋 修一郎、以下「リバネスキャピタル」)を通じて、株式会社山田商会ホールディング(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:山田豊久、以下「山田商会」)とともに、フィリピン発のEV充電インフラ開発ベンチャーであるCHRG Electric Vehicle Technologies Inc.(本社:ケソン市、CEO:Leo Tayo、以下「CHRG」)への共同出資を実施いたしました。

本件は、CHRGにとって初めて外部資本を受け入れるシードラウンドであり、リバネスグループと『知識中核企業』が海外ベンチャーへ共同出資する初の事例となります。
本出資を通じて、地域の知識中核企業と東南アジアのベンチャーが互いの技術・知見・ネットワークを持ち寄り、現地課題の解決に向けた事業を創出する、新たな投資・事業開発モデルの構築を目指します。

出資の背景:フィリピンにおけるモビリティ電動化とインフラの課題

フィリピンでは、e-トリシクルやe-ジープニーをはじめとする公共・商用モビリティの電動化が進む一方、充電インフラと保守・運用体制の整備が課題となっています。特に商用車両では、充電に時間を要することで車両の稼働率が低下し、運行事業者の収益にも影響します。海外製充電器は、故障時の部品調達や修理に時間がかかる場合があり、現地で継続的に運用・保守できる体制の構築が求められています。

CHRGは、フィリピン大学ディリマン校において、フィリピン科学技術省(DOST)の助成を受けて進められた急速充電技術の研究プロジェクト「CharM」を起点とする大学発ベンチャーです。同社が開発する急速充電器は、従来4〜6時間かかる充電を1時間未満に短縮することが可能です。また、設計・製造から設置、保守、改良までをフィリピン国内で一貫して担えるため、車両の稼働停止時間を抑え、海外製品への依存を低減できます。

現在はフィリピンエネルギー省(DOE)認定のEV充電ステーション事業者として、自治体、大学、商業施設、公共交通機関等へ充電システムを提供しており、フィリピン国内各地で約20台の導入実績があります。

これまでリバネスと山田商会は、東南アジアにおけるエネルギー・モビリティ分野の事業創出を進めてきました。2026年3月には山田商会とともにフィリピンを訪問し、CHRGとの技術・事業面での議論や、現地のEV充電インフラ市場に関する調査を実施しました。その後も3社で対話を重ね、CHRGの技術力と現地実装力、フィリピンにおける充電インフラの将来性を踏まえ、今回の共同出資に至りました。

「知識中核企業」山田商会ホールディングと挑む、東南アジアでの新たな投資・事業開発モデル

リバネスグループは、地域の技術やアセットを世界・東南アジアの現場課題と繋ぎ、新たな産業を創出する中核となる存在を「知識中核企業」と定義し、2026年に認定制度を創設しました。愛知県名古屋市に本社を置く山田商会は、120年にわたりガス・水道・電気などの生活・産業インフラを支えてきた知見を有し、2026年3月にリバネスが初めて認定した「知識中核企業」の1社です。

山田商会はこれまで、東南アジアを中心としたグローバルディープテックスタートアップの支援に特化した 「Real Tech Global Fund 2」にLP出資シンガポールのBlue Whale Energy社への出資や、株式会社naturenixとのASEANにおける急速充電インフラ共同開発など、リバネスの知識製造プラットフォームを活用しながら、東南アジアにおけるエネルギーレジリエンスの向上に取り組んできました。今回のCHRGへの出資は、早期段階から現地ベンチャーに参画し、資金だけでなく、各社が有する技術、事業アセット、ネットワークを持ち寄りながら、現地チームとともに事業開発と社会実装を進める新たな試みです。

地域企業が培ってきた知識や技術を、国境を越えて社会課題の解決へ展開する本取り組みを通じて、知識中核企業による新たな海外事業創出の形を実証していきます。

今後の展開と目指す未来

本出資を通じて、CHRGの製造・保守体制を強化するとともに、e-トリシクルやe-ジープニーなどの商用モビリティに適した充電システムの実証・導入を進めます。さらに、山田商会が持つインフラの構築・保守に関する知見と、CHRGの充電技術・現地での実装力を組み合わせ、充電設備の製造、設置、運用、保守を一体化した事業モデルの構築を目指します。

また、CHRGがフィリピン各地で築いてきたネットワークを活用し、日本のスタートアップや企業による現地実証や事業展開も支援していきます。本件を皮切りに、フィリピンにおけるモビリティ・エネルギー分野のレジリエンス向上に貢献するとともに、将来的な東南アジア全域への展開を見据え、地域の知識中核企業と現地ベンチャーが共同で事業を育てる投資・事業開発モデルを確立してまいります。

各社概要

■ CHRG Electric Vehicle Technologies Inc.

フィリピン大学発のベンチャー企業として、EV充電器の開発・製造・サービスを提供。急速充電システム、AC充電器、バッテリーマネジメントシステム(BMS)、各種試験・設計コンサルティングを手掛ける。2019年操業開始、フィリピンエネルギー省(DOE)認定事業者。
Webサイト:https://www.chrg.tech/

 

■ 株式会社山田商会ホールディング

1906年創業の愛知県企業。ガス、上下水道、電気、空調、通信など、生活・産業を支えるインフラメンテナンス事業を展開してきた。近年はディープテックベンチャーや海外パートナーとの協働を通じ、地域・国家・地球のレジリエンスを高める新規事業開発を推進している。
Webサイト:https://www.yamada-hd.co.jp/

 

■ 株式会社リバネスキャピタル

株式会社リバネスの100%子会社として、研究開発型ベンチャーへの出資と、経理・労務・組織運営・資本政策などの経営基盤構築を支援。日本発ベンチャーの海外進出や海外発ベンチャーの日本進出を含め、国境を越えた事業成長を資本と経営の両面から支える取り組みを推進している。
Webサイト:https://c.lne.st/