世界の課題に挑む「知識中核企業」を初認定〜3月27日全国知識製造業会議にて認定式を開催、3社に称号授与〜

株式会社リバネスは、知識製造業の理念を体現し、世界の課題解決に挑戦する企業を認定する新制度「知識中核企業」を創設し、2026年3月27日開催の全国知識製造業会議(主催:リバネス、共催:みずほ銀行)において初の認定式を開催いたしました。
初の認定として、株式会社みずほ銀行 常務執行役員 リテール・事業法人部門共同部門長 足立龍生氏、株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO 丸幸弘より、3社に「知識中核企業」の称号を授与いたしました。
<知識中核企業 授与企業>
●KOBASHI HOLDINGS株式会社 代表取締役社長 小橋正次郎 氏 (岡山県)
●長谷虎紡績株式会社 代表取締役社長 長谷享治 氏 (岐阜県)
●株式会社山田商会ホールディング 代表取締役社長 山田豊久 氏 (愛知県)

左から)みずほ銀行 足立氏、山田商会ホールディング 山田氏、KOBASHI HOLDINGS 小橋氏、長谷虎紡績 長谷氏、リバネス丸
■ 知識中核企業創設の背景
これまで日本各地には、地域経済や産業を支える「地域中核企業」が存在してきました。地域中核企業は、地域における人・物・金の循環の中心として、雇用や産業基盤を支える重要な役割を担っています。
現在、気候変動や資源・エネルギー、食料など、地球規模の課題は複雑化・高度化しており、単一企業や単一産業だけでは解決が困難な時代に入っています。これらの課題は地域内で完結するものではなく、地球規模で相互に連関しています。そのため、地域に根ざしながらも世界と接続し、新たな価値を創出する存在が求められています。
これに対し、リバネスでは、知識を起点に産業を再構築し、異分野・異業種の連携によって新たな価値を生み出す「知識製造業」を提唱・推進しています。日本全国において、知識製造業へと転換を図る中堅・中小企業の仲間を増やすため、2024年よりみずほ銀行共催のもと「全国知識製造業会議」を立ち上げ、概念の浸透に取り組んできました。
※参考:https://lne.st/2024/03/07/kmcj2024/
こうした3年の活動を経て、リバネスと共に知識製造業を実践・牽引する先進的な中堅・中小企業の具体的な事例が生まれてきたことを背景に、新たに「知識中核企業」認定制度を創設しました。
「知識中核企業」とは、従来の地域中核企業の役割を拡張し、地域を支える人・物・金の中核であることに加え、世界とつながる「知識」を取り込み、掛け合わせることで、人・物・金+知識の循環を生み出す中核的存在を指します。
すなわち、地域に根ざしながら世界中の知識や技術と接続し、自社単独では成し得ない価値を共創する、知識の中核的役割を担う企業です。
また、近年国においても中堅・中小企業の成長投資や海外展開、オープンイノベーションを促進する支援策が強化されており、地域企業がグローバルに展開する重要性が高まっています。知識中核企業は、こうした政策の流れも踏まえ、これらの取り組みを単なる規模拡大にとどめず、世界の課題と接続し、産業創出へと転換するハブとなることを目指しています。
■ 知識中核企業の定義
知識中核企業とは、以下の要件を満たす企業として定義しています。
●知識製造業の理念を深く理解し、自社の存在意義やあり方を拡張・再定義している
●知識製造業を体現し、世界の課題解決に継続的に挑戦している
●単独では達成困難な目標に対し、ベンチャーや他企業と連携しながら推進している
●地域中核企業の中でも、特に知識製造業を実践し、売上規模100億円以上である
■ 初認定企業(3社)の取り組み紹介
KOBASHI HOLDINGS株式会社(岡山県)
2018年より岡山テックプランターを共催し、技術シーズの社会実装を目指す起業家・ベンチャーの発掘育成体制を構築。2019年より、「地球を耕す」という理念にアップデート。リアルテックベンチャー向け製造支援プログラム「Manufacturing Booster」や東南アジアベンチャーを対象とした、モノづくりの構造的課題の解消を目指す教育プログラム「KOBASHI MONOZUKURI STANDARD」を開始するなど、国内外の知識を岡山に集め、社会実装への道のりをものづくりの面から体系化し、その加速に寄与している。

長谷虎紡績株式会社(岐阜県)
2021年より岐阜テックプランターに参画し、技術シーズの社会実装を目指す起業家・ベンチャーの発掘育成体制を構築。岐阜大学発ベンチャー FiberCrazeをはじめ、域内外の様々なベンチャーとの資本業務提携を通じて、地域内での事業連携体制を強化。岐阜羽島で長谷虎紡績を核とした独自のエコシステムを形成し、素材で世界を変えるための取り組みを展開する。地域の小中学校・大学での教育活動も推進する。知識製造業企業として数々のメディアにも登場。

株式会社山田商会ホールディング(愛知県)
2023年より岐阜テックプランターに参画し、技術シーズの社会実装を目指す起業家・ベンチャーの発掘育成体制を構築。長年、生活インフラを支えてきた地域企業として、自社アセットと国内外のベンチャーとの組み合わせによって研究開発・事業開発を推進する研究共創グループを発足。2024年にリバネス・レジリエンス・プロジェクト東海支部を立ち上げ、平時と有事の両側面から社会インフラのレジリエンス強化に取り組む。グループのリブランディングや人材育成の仕組みづくりなど、次の100年を見据えた組織体制構築を行う。

■ 今後の展望
リバネスは今後、知識中核企業同士、ならびにベンチャー企業・研究機関・地域企業との連携を一層強化し、単独企業では実現困難なテーマに対して、分野横断型のプロジェクト創出を推進してまいります。
これらのプロジェクトの実践においては、初期段階からグローバルな視点で課題やパートナーと接続することが不可欠です。現代の社会課題は国境を越えて存在しており、解決策もまた世界の知識や技術と結びつくことで初めて社会実装に至ります。そのため、リバネスでは、知識中核企業と共に、日本各地のベンチャー企業、大企業、大学、自治体等との連携を強化し、地域に構築した強固なエコシステムを世界と接続することで、地域発でありながら同時にグローバルに展開し得る産業創出に挑戦していきます。
また、今回、知識中核企業に認定された3社をモデルケースとして可視化・発信することで、人・物・金に加えて「知識」を中核に据える企業群の形成を促し、日本各地から世界の課題にアプローチする取り組みを加速していきます。
■ 全国知識製造業会議について
全国知識製造業会議は、知識を起点とした新たな産業創出「知識製造業」の普及と実践を目的としたプラットフォームです。企業・地域・個人の垣根を越えた共創により、持続可能な社会の実現を目指しています。
公式サイト:https://km.lne.st/
<本件に関する問合せ先>
株式会社リバネス 地域開発事業部:西村/経営企画室:松原
TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]
