リバネスグループが空間共有システムtonariを通じて推進する 「知識製造業のグローバルサウスキャンパス構想」に地域中核企業が初参画 〜出張コスト高騰時代における知識基盤構築へ〜

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘)は、tonari株式会社(が開発する空間接続システム「tonari」を活用し、移動の制約や物理的距離を超えて、研究者・企業・教育機関・行政が日常的に共創できる新しい社会基盤「知識製造業のグローバルサウスキャンパス構想」を推進しています。
現在、リバネスグループの国内3拠点及び海外拠点(マレーシア、シンガポール、フィリピン)にtonariを導入し、長年に渡って構築してきた知識製造業のエコシステム同士を、tonariというテクノロジーによって1つのキャンパスのようにつないでいます。
※知識製造業のグローバルサウスキャンパス構想:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000069342.html
このたび、地域に根ざした製造業・インフラ関連企業である能代電設工業株式会社、長谷虎紡績株式会社、株式会社山田商会ホールディングが、地域企業として初めてグローバルサウス キャンパス構想に参画し、tonari社への共同出資及び各社の事務所・工場等にtonariシステムを導入しました。
今後、グローバルサウスキャンパス構想を通じて、リバネスグループや地域企業同士を接続し、全国に点在する知識や技術、人材をつなぐことで、世界の課題を解決する「知識製造業」の拡張を図ります。
※tonari社からのリリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000069342.html
本社・工場・海外拠点を「ひとつの現場」としてつなぐ
近年、航空燃料価格の高騰や人手不足を背景に、製造業では「頻繁な移動を前提とした連携」の見直しが進んでいます。特に、本社・工場・海外拠点をまたぐ企業においては、現場間での日常的なコミュニケーションの重要性が高まる一方で、移動負担やコミュニケーションコストが課題となっています。
その中でtonariは、等身大・超低遅延・常時接続を特徴とし、離れた空間同士を“隣にいるように”つなぐ空間接続システムとして、製造業や地域企業を中心に導入が広がっています。
従来のWeb会議システムのように「会議の時間だけ接続する」のではなく、本社と工場、海外拠点、研究開発拠点などを常時接続することで、「少し確認したい」「現場を見ながら相談したい」「図面を一緒に見ながら議論したい」といった、これまで移動や対面を前提としていたコミュニケーションを、日常的かつ自然に実現します。
リバネスでは、こうした偶発的な対話や日常的な知識共有こそが、新たな技術や事業を生み出す源泉になると考えています。

(株)山田商会、図面を広げながら現場の導線を確認
知識製造業を加速するコミュニケーションインフラ
さらに、リバネスでは、全国の地域企業、研究者、ディープテックベンチャーとともに、未解決の課題に挑戦する知識製造業を推進しています。知識製造業とは、異なる専門性や地域性を持つ人々が、それぞれの知識や技術を組み合わせることで、新しい産業や価値を生み出していく考え方です。日本全国において、知識製造業へと転換を図る中堅・中小企業の仲間を増やすため、2024年よりみずほ銀行共催のもと「全国知識製造業会議」を立ち上げ、概念の浸透に取り組んできました。
その一環として、知識製造業の理念を体現し、人・物・金に加えて世界とつながる「知識」の循環を生み出す中核的な地域企業を「知識中核企業」として位置付け、2026年3月に長谷虎紡績株式会社、株式会社山田商会ホールディングが初めて知識中核企業に認定されました。
※知識中核企業認定式:https://lne.st/2026/04/28/iknc/
近年、国においても中堅・中小企業の成長投資や海外展開、オープンイノベーションを促進する支援策が強化されており、地域企業がグローバルに展開する重要性が高まっています。その中で、リバネスは知識中核企業をはじめとする中堅・中小企業と共に、世界から知識を集め、自社のアセットと世界の課題を接続し、課題解決に資する産業創出のハブになることを目指しています。
tonariを通じたコミュニケーションは、知識中核企業のような地域中堅・中小企業が日常的につながり、国や地域、企業、専門領域を越えた共創を加速させる知識接続のインフラになると期待しています。
【各社コメント】
株式会社リバネス 代表取締役グループCEO 丸 幸弘
これからの企業は、一社の中だけで完結するのではなく、地域や専門領域を越えて知識をつなぎ、新しい価値を共創していくことがますます重要になります。リバネスでは、そのような取り組みを『知識製造業』と呼び、全国の地域企業・研究者・ベンチャー企業との連携を進めています。近年では、経営者同士がお互いの現場や課題感を共有しながら、新たな協業や挑戦が生まれるケースも増えてきました。
tonariは、単なる遠隔会議システムではなく、離れた現場同士が日常的につながり、偶発的な対話や新しい発想を生み出せる環境をつくる存在だと感じています。
今回の取り組みを通じて、地域に点在する知識や技術、そして企業同士のつながりがより自然に広がり、新しい知識製造業ネットワークが全国に形成されていくことを期待しています。
能代電設工業株式会社 代表取締役社長 山田 雄太氏
当社は秋田県能代市を本社に、事業エリアの拡大とグループ会社の展開を通じて、北海道・首都圏・関西などへとネットワークを広げてきました。今後さらに拠点を増やしていく予定であり、多拠点化・グループ化が進む組織の中で、社員一人ひとりとの直接的な対話の機会をいかに保ち続けるか――これが大きな課題となっていました。その解決策として導入したのがtonariです。
地方の現場には、外部に十分知られていない確かな技術や知見が積み重ねられています。一方で、物理的な距離や企業間の境界によって、それらが社外とつながりにくいのが実情です。tonariの常時接続によって、離れた拠点やグループ会社の間にも、偶発的な出会いや気軽な対話が自然と生まれるようになりました。そこから新たなアイデアや組織を越えたシナジーが立ち上がる手応えを感じています。また、手元の細かな動きまで鮮明に共有できる特性は、日常会議にとどまらず、工具を用いた実践的な技術講習など、現場ならではの活用にも応用できると見込んでいます。
今後、グループを含めた拠点がさらに広がっていく中でも、地域企業が培ってきた実践的な技術や現場感覚をtonariを通じてシームレスに共有し、枠にとらわれない新しい挑戦へとつなげてまいります。
長谷虎紡績株式会社 代表取締役 長谷 享治氏
私たちはこれまで、繊維産業の中でものづくりを続ける中で、技術や設備だけではなく、“人と人とのつながり“こそが、新しい価値や産業を生み出す源泉だと感じてきました。近年は、地域企業や製造現場に優れた知識や技術があっても、距離や組織の壁によって、それらが十分につながり切れていない場面も多くあります。これまで日本の産業発展を支えたのは、単なる技術革新だけではなく、『イノベーション・ハブ』となる場と、そこで育つ“人づくり“だったと強く感じています。
今回の取り組みは、単なるコミュニケーションツールの導入ではなく、地域企業や研究者、ベンチャー企業が日常的につながり、新しい知識や挑戦が生まれる“知識製造業のキャンパス“をつくる挑戦だと考えています。長谷虎紡績としても、自社だけの成長ではなく、地域や産業全体の未来につながる知識循環のハブとなれるよう、今後も挑戦を続けていきます。
株式会社山田商会ホールディング 代表取締役社長 山田 豊久氏
私たちはこれまで、ガス・水道・電気といった生活インフラを通じて、人々の“あたりまえ”の暮らしを支えてきました。その中で、これからの時代は、拠点や企業、地域を越えて知識や技術を掛け合わせていくことが重要になると感じています。
tonariは、単なるオンライン会議ツールではなく、人と人が自然につながり、新しいアイデアが生まれる環境をつくる存在だと感じています。今後も、地域に根ざした企業として培ってきた現場力と、新しい知識や技術を組み合わせながら、これからのコミュニケーションのあり方を追求し、新しい暮らしも支えていきたいと考えています。
tonari 創業者 川口 良、タージ・キャンベル
日本の製造業は、世界でも高い技術力や現場力を持つ地域企業によって支えられています。実際、日本企業の99.7%を占める中小企業の中には、世界に誇れる技術や現場知識を持つ企業が数多く存在しています。
一方で近年は、人材不足や後継者不足、多拠点化、海外展開などを背景に、“距離を越えてどう日常的につながり続けるか”が大きな課題になっています。今後は、日本国内の地域企業・製造業を基盤としながら、東南アジアをはじめとするグローバル製造業領域との連携も進め、『移動を前提にしない継続的な現場連携インフラ』の構築を通じて、日本のものづくり現場で培われてきた技術や創意工夫を、より広く世界へつないでまいります。
【tonari株式会社】
等身大のスクリーンを介して2つの空間をつなぐコミュニケーションツール tonari を開発する2018年創業のスタートアップ企業。2020年に法人向けの販売を開始して以来、JR東日本やNTT西日本、ハーバード大学、介護施設など、欧米や東南アジアを含む国内外のさまざまな施設に導入されています。tonariは他拠点間のシームレスなコミュニケーションを可能にし、物理的な距離による境界のない世界を目指し、新しい働き方による事業創出に貢献します。
ホームページ : tonari.no
製造関係者向けページ:tonari-for-manufacturing
導入事例 : stories.tonari.no
Facebook : facebook.com/heytonari
Instagram :instagram.com/heytonari
<本件に関する問合せ先>
株式会社リバネス 経営企画室:松原
TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]
