ベトナムに東南アジア第4の子会社「Leave a Nest Vietnam Co., Ltd.」を設立

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役CSO:髙橋 修一郎)は、2026年8月4日付で、ベトナム社会主義共和国(本社所在地:ホーチミン)に100%子会社「Leave a Nest Vietnam Co., Ltd.(以下、リバネスベトナム)」を設立しました。リバネスベトナムは、シンガポール、マレーシア、フィリピンに続く、東南アジア第4の子会社です。
なお、設立にあたっては、リバネスの神藤拓実(博士(工学))が社長に就任するとともに、「TECH PLANTER in VIETNAM 2018」のファイナリストであり、出資・共同事業を通じて関係を深めてきたGaraSTEM Educational Technology Jsc.からローカルダイレクターを迎え入れます。これまでベトナムで発掘・育成し、共創してきた現地の仲間とともに法人を運営することで、現地に根差した事業創出を加速します。

左から、リバネスベトナム会長の髙橋修一郎、社長の神藤拓実、現地ダイレクターのTruong Vo Huu Thien氏(GaraSTEM Educational Technologyの創業者)
リバネスベトナム設立の背景
リバネスは2016年、ダナンでの科学実験教室を契機に、ベトナムでの活動を開始しました。2018年にはディープテックベンチャーの発掘・育成プラットフォーム「TECH PLANTER Vietnam」、2023年には分野を超えた知識の融合を促進する「Hyper Interdisciplinary Conference Vietnam」を立ち上げ、10年間の活動を通じてベトナム各地の大学、研究者、スタートアップ、企業、行政機関との関係性を構築してきました。
今回の現地法人設立は、これまで培ってきたネットワークと活動を一過性のプロジェクトではなく、ベトナムに根差した継続的な仕組みへと発展させるものです。現地で人材を採用・育成し、地域の課題を起点に研究テーマや技術シーズを発掘するとともに、事業化に向けた意思決定と実行を現地で迅速に進められる体制を構築します。
現地ベンチャーとの事業共創を推進
リバネスグループがベトナムで築いてきた関係は、すでに具体的な投資や事業開発へと発展しています。
「TECH PLANTER in VIETNAM 2018」のファイナリストであるEdTechベンチャー、GaraSTEM Educational Technology Jsc.には、2023年にリバネスキャピタルが出資し、日本およびベトナムにおける共同事業を展開してきました。また、「TECH PLANTER Vietnam 2023」のファイナリストであるShoes Agtech Co., Ltd.には、2024年に144 Venturesが出資し、農業現場における農薬・養分散布の省力化技術の社会実装を支援しています。同じく「TECH PLANTER Vietnam 2023」のファイナリストであるAlternō Pte. Ltd.に対しては、144 VenturesおよびUntroDが出資しています。リバネスグループの支援のもとで日本企業との製造連携を進め、2025年には日本法人の設立に至りました。
リバネスベトナムは、設立時からGaraSTEM、Shoes、Alternoをはじめ、これまで共創関係を築いてきた現地ベンチャーと連携し、教育開発、人材開発、研究開発、創業開発を推進します。
日本の地域企業やディープテックベンチャーとベトナムをつなぐ
ベトナムは人口約1億人を擁し、若い世代を中心とする人口構成と継続的な経済成長を背景に、製造、農業、エネルギー、教育、ヘルスケアなどの多様な領域で、新たな課題と事業機会が生まれています。また、ハノイ、ホーチミン、メコンデルタをはじめ、地域ごとに異なる産業構造と特性を持っています。日系企業の進出が進み、日本国内の複数空港からハノイおよびホーチミンへの直行便が運航されていることから、日本の地域企業やディープテックベンチャーにとっても接続しやすい場所です。さらに、EUとの経済的な結びつきや欧州主要都市との航空ネットワークを有することから、東南アジアと欧州をつなぐ拠点としての重要性も高まっています。
リバネスベトナムは、単なる日本企業の進出支援拠点ではありません。日本の技術や製品をベトナムへ持ち込む一方向の展開ではなく、ベトナムの現場から課題と知識を集め、現地の研究者や起業家とともに技術や事業をつくり、それを日本、東南アジア、さらには欧州へ展開する双方向の事業共創拠点を目指します。
これにより、日本企業が持つ技術やものづくりの力と、ベトナムが持つ若い人材、研究シーズ、成長市場、社会課題を掛け合わせ、双方の成長につながる新たな産業の創出を推進します。
今後の展望
リバネスベトナムは、以下のミッションを掲げて、国境を越えた知識製造業を推進します。
Co-creating a New Model of Growth from Vietnam to the World by Combining Entrepreneurship and Global Knowledge.
(アントレプレナーシップと世界各地の知識を掛け合わせ、ベトナムから世界へ広がる新たな成長モデルを共創する。)
現地法人を設立する最大の意味は、ベトナムを単なる「成長市場」や「進出先」として捉えるのではなく、世界の課題を解決する新しい知識と技術が生まれる場所として位置付けることにあります。ベトナムの教育・研究・創業支援ネットワークをさらに強化するとともに、リバネスグループが構築してきた日本および東南アジアのネットワークを接続し、ベトナム、日本の地域、東南アジア、欧州を結ぶ知識製造業の基盤を構築します。
リバネスベトナムは、以下の取り組みを通じて、ベトナムにおける事業活動を本格化します。
◯Global Energy Summit
日程:2026年12月3日/会場:VinUniversity(ハノイ)
◯Hyper-Interdisciplinary Conference in Vietnam
日程:2027年1月31日/会場(予定):Van Lang University(ホーチミン)
◯Science Castle Vietnam
日程:2027年3月27日/会場(予定):Saigon High Tech Park(ホーチミン)
リバネスグループは今後も、東南アジアにおける事業開発と人材採用を加速し、各国・各地域に根差した課題と世界の科学技術をつなぐことで、地球貢献の実現に向けた挑戦を続けてまいります。
<Leave a Nest Vietnam Co., Ltd. 概要>
会社名:Leave a Nest Vietnam Co., Ltd.
所在地:ベトナム社会主義共和国ホーチミン市
設立日:2026年8月4日
事業内容:教育開発、人材・研究開発、創業開発、日本および海外企業のベトナム事業展開支援
ミッション:Co-creating a New Model of Growth from Vietnam to the World by Combining Entrepreneurship and Global Knowledge.
<リバネスベトナム Managing Directorについて>
Leave a Nest Vietnam Co., Ltd.
Managing Director 神藤 拓実 博士(工学)
愛知県西尾市出身。横浜国立大学大学院にて博士(工学)を取得。専門は有機色素化学。博士課程在学中にはベルギー・KU Leuvenに留学。大学での研究・教育活動を経て2019年に株式会社リバネスへ入社。これまで、東京都大田区「スタートアップとものづくり企業の連携創出実証実験事業」や、広島県「広島県海外スタートアップ等連携実証プロジェクト創出業務」をはじめとして、日本の地域企業、ベンチャー、中堅・中小企業、大企業の東南アジア進出や技術実装を数多く推進。2023年より名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター客員准教授、2025年よりLeave a Nest Singapore Pte. Ltd. Directorを兼務。「国を越えて、科学技術で課題を解決する組織をつくる」をテーマに掲げるサイエンスブリッジリーダーとして、国境を越えた科学技術活用の新たなモデル形成に挑む。
<本件に関する問合せ>
株式会社リバネス 経営戦略室
TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]
