【大阪】【実施報告】3/20(金)ロボティクスラボ大阪校の成果発表会ならびに卒業式を実施しました
ロボティクスラボ大阪校は生徒の皆さんと一緒にロボティクスの基本を学びながら、「夢みたみらいを自分で創る」の理念通り、実際に自分たちのアイデアを形にすべくオリジナルプロダクトの開発を1年間行ってきました。
メカトロニクスコースの2名、エンジニアコースの3名が開発した作品の成果発表会ならびにロボティクスラボ卒業式を3月20日(金・祝)に実施しました。
まずメカトロニクスコース受講生によるポスタープレゼンテーションとプロダクトのデモンストレーションを行いました。不動であった戦車のプラモデルにギヤボックスを組み込みコントローラーで操縦できるようにした「自作有線式戦車」と、赤外線センサを組み込み赤外線リモコンにより戦車の進行方向をコントロールする「赤外線キャタピラ」についての発表が行われました。
続いてエンジニアコース受講生による成果発表を行いました。
まず、災害現場を活動することを目指して開発されたレスキューロボットの発表です。2台のキャタピラローバーを接続し、サーボモータを用いて車体を折り曲げる機構を有しています。これにより段差をはじめとする障害物を乗り越えられるようになります。さらに、3Dプリンタで造形したジンバルとしての機能を持つホルダーにスマートフォンを設置できるようになっています。これにより、レスキューロボットに搭載したスマートフォンのカメラからの映像を遠隔地から確認することができます。この開発を継続して行けばきっと将来的に現場で活躍するロボットが開発できるはずだと感じられる内容でした。
次に、クレーンゲームマシンの発表です。これは3年間にわたる研究成果の結晶とも言えるプロダクトで、これまで、水圧式クレーン、クレーンゲームマシンver.1、を経てようやく形になった力作です。コインセレクタにコインを入れると起動し、実際にゲームセンターなどにおかれているものと同様に、ボタン操作でクレーンの縦位置、横位置を決定します。するとクレーンが垂れ下がってきてアームで対象物を挟み込み持ち上げます。そして元の位置に戻ったらアームを開放し掴んでいたものを離します。ゼロから知識を積み上げ、忠実に実機と同様の機能を再現させた点が素晴らしいです。
そして、絶対に起床できる目覚まし時計の発表です。光、音、振動の力で絶対に目を覚まさせます。さらに、目が覚めてから必ず起き上がれるように、そして2度寝を防止するために、停止スイッチを時計と独立させていて別々の場所に置けるようになっています。寝床から抜け出して停止スイッチを押さない限り、目覚ましは鳴り続けます。「自分が朝起きることができない」という生活上の課題を解決するためのプロダクトを作ったこと、効果を色々な条件のもとで検証するなど、実用のための試行錯誤が行われている点がとても魅力的でした。
最後に、ここまで頑張ってきた生徒の皆さん全員に卒業証書の授与を行いました。
きっと彼らは「夢見たみらいを自分で創る」人材として飛躍していくことでしょう。彼らの未来が楽しみです。
ロボティクスラボ大阪校は2020年3月をもって閉校しましたが、株式会社リバネスは「夢見たみらいを自分で創る」次世代の育成については、中高生のための学会「サイエンスキャッスル」や中高生向け研究費助成事業「サイエンスキャッスル研究費」等を通じて引き続き行ってまいります。どうぞご期待ください。
<お問い合わせ先>
株式会社リバネス 担当:石尾・中島
E-mail:[email protected]
TEL:03-5227-4198