オープンラボプラットフォーム
バイオテクノロジー領域の研究環境の新たな価値観を作る
バイオテクノロジー領域の研究の可能性を広げたい。
大学の外でバイオ関連の研究を始めるには、実験台や実験機器などのハードをそろえなければならないという課題にぶつかります。このハードルを下げることで、まだ世に出ていない技術シーズやアイデアをより多く形にすることができると考えています。
知識創業研究センターでは、傘下のバイオガレージ研究所あるいは連携先が保有する実験施設や機器のインフラを利用できる機会を提供するとともに、バイオガレージ研究所でこれまで培ってきたラボ運営に関するノウハウを活かすことで、新たなテクノロジーや異分野融合の研究を推進しています。
オープンラボの活用
バイオガレージ研究所が運営しているバイオテクノロジーラボ(場所:東京・飯田橋)と、リバネスマレーシアが運営しているNEST-Bio Venture Lab(場所:マレーシア・クアラルンプール)の2箇所のラボが現在利用可能です。いずれも実験台を標準で備えていることに加え、標準的なバイオテクノロジーに関する実験装置をそろえています。料金および機器については下表を参照ください。なお、Startup Creative Labは10月のオープンに向け、入居者を募集するとともに準備を進めています。
名称 | バイオテクノロジーラボ | Startup Creative Lab | NEST-Bio Venture Lab |
場所 | 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル4F(リンク) | 兵庫県神戸市中央区港島南町6丁目3番地7 CLIK2階 | UTM Kuala Lumpur, Jalan Sultan Yahya Petra, Kampung Datuk Keramat, 54100 Kuala Lumpur |
利用料金(税別) | 130,000円/月(ベンチ) 30,000円/月(デスク) |
130,000円/月(ベンチ) 30,000円/月(デスク) 個室(38㎡)178,600円/月 ※神戸市の賃料補助制度利用可能 |
130,000円/月(ベンチ) 30,000円/月(デスク) ※リバネスジャパンとの契約です |
各ラボの特徴 | ・顕微鏡システムが充実 ・セミナー・会議スペース併設 ・都内駅近 飯田橋駅前徒歩1分 |
・動物施設併設 ・P2レベル ・24時間実験可能 ・空港から10分 |
・天然物からの成分抽出が可能 ・日本にサンプル輸送することなく現地で天然物の研究が可能 ・MJIITの学生を雇うことが可能 |
利用可能機器 ※費用の範囲内で利用可能なもの |
・インキュベーター ・CO2インキュベーター ・小型人工気象機 ・シェーカーインキュベータ ・電気泳動槽(DNA、タンパク質) ・ソニケーター ・リアルタイムPCR ・マルチプレートリーダー ・イメージアナライザー ・倒立顕微鏡 ・オールインワン蛍光顕微鏡 |
・安全キャビネット ・ドラフト ・CO2インキュベーター ・ハイブリダイゼーションインキュベーター ・超微量分光光度計(Nano drop) ・リアルタイムPCR ・マルチプレートリーダー ・オールインワン蛍光顕微鏡 ・恒温乾燥機 ・培養顕微鏡 ・セルカウンター |
・インキュベーターシェーカー ・メンマートラボインキュベーター ・Qubit 3.0 蛍光光度計 ・ナノフォトメータ ・真空ポンプ ・エレクトロポレーター ・超音波処理装置 ・カッティングミル ・水分計 ・チラー ・コンポスト |
共通基本設備 |
純水製造装置、イオン交換水製造装置、電子天秤、冷蔵庫、フリーザー-20℃、ディープフリーザー-80℃、ボルテックス、クリーンベンチ、オートクレーブ、遠心機、吸光高度計、pHメーター、製氷機、サーマルサイクラー、ヒートブロック、化学発光・蛍光撮影装置(LAS)、ウォータバス |
その他詳細に関するご質問、見学のご相談はお問い合わせください。
ラボの内観
バイオテクノロジーラボ@飯田橋
NEST-Bio Venture Lab@クアラルンプール
共同研究の推進
バイオテクノロジーラボおよびNEST-Bio Venture Labでは、新規の研究開発シーズのフィージビリティースタディーを共同研究の形で行なっています。関心のある方はお問い合わせください。