レースエンジニアを選ぶトップ工学人材 in ヨーロッパ  日本工業大学 岡崎昭仁先生 その②

レースエンジニアを選ぶトップ工学人材 in ヨーロッパ  日本工業大学 岡崎昭仁先生 その②

日本工業大学の岡崎先生の研究室を訪問したときのお話しのつづき・・・

前回のブログで、全日本学生フォーミュラの話をしましたが、
世界大会も行われているこのコンペティションでは、世界チームの開発力がとても高く日本のチームが世界大会で優勝したことは今だかつてないとのこと。

「車を生産している国で、優勝がないのは日本だけ、というコメントを聞いたことがあります」と岡崎先生。
車の技術において、日本は世界を牽引する位置であるという印象だったので、とても以外な現実でした。

「学生フォーミュラの発祥の地であるアメリカやヨーロッパの学生の開発力はすごい。
それに、アメリカやヨーロッパの学生はまず何よりもレースエンジニアの仕事に就きたいと思っている。
それが叶わないときは、一般車を作るエンジニアになる。日本は逆なんだ。」

トヨタや日産のエンジニアになるのが、確かにエリートコースと捉えられている。
ただ、先生が見たなかで、本当に実力がある学生は、超大手企業のエンジニアとして就職後、
企業の中での開発に限界を感じて起業をしているそう。

やはり、本当にやりたいことがあるときは、自分でその道を開く。
その選択は、就職に強く、引く手数多の工学の分野でもまた然りのようです。

岡崎先生、お忙しいところお話しを聞かせていただき、ありがとうございました!

日本工業大学 岡崎昭仁先生 
https://www.nit.ac.jp/gakka/subject/kyoin7/me_okazaki.html