第一回リバネス教育応援助成金【採択結果発表】
先生の「挑戦」を応援します!
第一回リバネス教育応援助成金
リバネス教育応援助成金は教育の発展を加速させることを目的に、先生方からの申請書を元に助成対象を選定いたします。助成金の使用方法は自由です。助成金で産み出された、授業案、キットなどの成果は教育の発展のために生徒に実施するのはもちろん、多くの先生への共有もお願いいたします。リバネスでは12年を一つの節目として活動しています。新しい12年が始まった今年、これまで私たちを支え、応援していただいた先生方にささやかながら恩返しをしたいと考えています。私たちは教育応援助成金を通して、生徒たちにより良い教育を届けたいという先生方の「挑戦」を応援します。
<教育応援助成金事務局よりコメント>
初の試みとなる今回は、全国から50件を超えるご応募をいただきました。事務局メンバー全員で応募書類全文を拝読し、複数の視点から採択テーマ3件を選出いたしました。今回惜しくも採択されなかった先生方とも積極的に連携し、私たち自身も挑戦し続けたいと思います。また、リバネス教育応援助成金は教育応援企業の皆様と協力し、今後も皆様の挑戦を応援して参ります。
コード教育〜アプリクリエーターを目指して〜
八尋博士 先生 帝塚山中学校高等学校
生徒たちは、ゲーム機やスマートフォン、タブレットなど便利な電子機器を日常的に利用しているが、その仕組みはブラックボックスになっている。そこで、中高生を対象としたアンドロイド用アプリ作成教室を開催し、ものづくりのおもしろさや仲間と試行錯誤しながら「モノ」を作り上げる喜びを体験する機会を創出する。
<評価のポイント>
【課題設定】体験を伴わない偏差値基準の進路選択への危惧が背景となっている。
【生徒の学び】生徒を巻き込んだ魅力的なプログラムであり、身近な題材と先端技術の学びの両方がある。
【ビジョン】生徒自身の経験に基づく興味や関心を重視したキャリア選択の実現を目指している。
高い教育効果をもたらす科学研究の具体的指導方法をまとめた冊子の作成と講習会の開催
川勝和哉 先生 兵庫県立西脇高等学校
これまでの経験をもとに、中学・高校で研究活動を行う際に参考となる、研究テーマの着眼点やモチベーションの上げ方などのノウハウを結集させた指導の手引きを作成する。また、大学と連携した教員向け講習会を開催し、全国の教育現場で研究活動の推進に貢献する。
<評価のポイント>
【創意工夫】高価な機器や器具を用いず、工夫と発想で実験方法を考え出そうとしている。
【実績】SSHに限らず、一般公立校でも高い研究成果を出している。
【影響力】全国の中学・高校で研究活動を加速させる可能性を感じさせる。
教材として転用可能な培養マスト細胞の開発
西川洋史 先生 長生学園茂原北陵高等学校
社会的に関心の高い細胞培養技術を学校現場で生徒たちが体験できるように、簡易な培養方法の確立と適した細胞種の選抜を行う。培養が簡易で、アレルギーに対する応答を確認できる細胞種を扱うことで、教科書とリンクした学習効果の高い教材の開発を目指す。
<評価のポイント>
【最先端】社会的にも注目度の高い細胞研究を題材にしている。
【挑戦】長期的視野で本格研究に取り組もうとする挑戦の姿勢がある。
【独自性】自身の専門性やネットワークを、教育現場で活用しようとしている。
採択テーマのその後の動きは、サイエンスキャッスルおよびHPにてご報告いたします。皆様ご注目ください!