授業で活用できる! 燃料電池実験教員研修 参加者募集 【本田技研工業株式会社】
燃料電池で水素からエネルギーを生み出そう!
化石燃料に代わる新世代エネルギーに注目が集まっています。そのうちのひとつが、二酸化炭素を排出しない「水素」を燃料とする水素エネルギー。2014年6月には「水素・燃料電池戦略ロードマップ」が経済産業省より発表され、2040年を目標に二酸化炭素フリーの水素供給システムを全国に展開する考えが示されました。水素エネルギーが暮らしを支える「水素社会」の到来がせまる今、「水素リテラシー」の向上が必要になっています。そこで、本研修では学校現場で子どもたちが水素への理解を深める機会を一緒につくってくださる教員の皆様を募集します。
高効率でクリーンな燃料電池
水素を燃料として使うエネルギー発生装置の代表例に燃料電池があります。燃料電池は、理科の授業で扱う“水の電気分解”の逆向きの反応を利用して、水素ガス(H)に大気中の酸素ガス(O)を反応させることで、電気エネルギーを生み出します。電気エネルギーを取り出した後に残るのは水(H2O)だけであることから、燃料電池は地球に極めてやさしいクリーンなエネルギー生産技術だと考えられ積極的な開発が進められています。
水素社会がやってくる
2015年、国内では燃料電池自動車が一斉に発売される予定です。ガソリンスタンドに代わる水素ステーションの設置も広がりつつあり、燃料電池自動車が当たり前に走る世界も遠くありません。
また、燃料電池の活用は自動車にとどまらず、集合住宅やビルに固定型の水素貯蔵タンクや大型燃料電池を設置することで、電力と水素を活用したエネルギー供給の動きも始まっています。
子どもたちに新しいエネルギーを知ってもらうために
しかし、水素社会の到来が現実味を帯びる一方で、その社会で暮らす人々の水素に対する知識が乏しいという課題があります。
学校カリキュラムでは、水素は“物質燃焼”の単元で可燃性気体として扱われる以外、ほとんど取り上げられていません。多くの人が「水素」と言われて思い出す実験は、水素を入れた試験管のふたを開け、酸素が混ざったところで炎を近づけると、ボッと燃え上がるというもの。「水素=爆発しやすい」などの危険なイメージが強く定着しているのが現状です。
しかし、水素は液化して貯蔵・輸送が可能であるなど、貯蔵が困難な従来のエネルギーに比べて有利な点もあります。
これから到来する水素社会で生きる子どもたちに、水素に関する正しい知識を身に付けてもらうには、学校現場の協力が不可欠です。一緒に、水素社会を見据えて協力してくださる先生方の応募をお待ちしております。
教員研修概要
HONDAの従業員が、特製の燃料電池&電気分解実験キットを使って、授業で使える燃料電池実験をレクチャーいたします。
<日時>
2015年7月25日(土)関東 13:00~16:00 180分
2015年8月2日(日)関西 13:00~16:00 180分
<場所>
【関東】本田技研工業株式会社 青山本社2F
〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
「青山一丁目」駅、下車5番出口すぐ
【関西】株式会社リバネス 大阪事業所
<対象>
中学校・高等学校・高等専門学校教員および学校関係者20名
※応募者多数の場合、抽選となる場合がございますのでご了承ください。
<内容>
「燃料電池で水素からエネルギーを生み出そう!」
1.講義・・日本のエネルギー事情と水素社会
2.実験①・・水の電気分解実験
3.実験②・・燃料電池実験
<費用>
無料
<申込>
お申し込みは終了しました
◼︎研修参加者には実験教材をプレゼント!
希望する方には、研修で使った水の電気分解および燃料電池が体験できる実験教材をお持ち帰りいただけます。
※提供教材を授業で使用し、アンケートの回答に協力できる人に限ります。
<問合せ>
株式会社リバネス 教育開発事業部
(お問い合わせフォームよりお願いいたします)