2025.01.17 Fri

第5回大分県先端技術研究会（テーマ：バイオ・新素材）を開催します【2/7@大分市】

この度、2025年2月7日（金）大分市内にて「第5回大分県先端技術研究会」（主催：大分県）を開催します。第5回目のテーマを「バイオ・新素材」とし、国内で最先端の研究開発・応用に取り組んでいる研究者・先端技術を有する企業にご講演いただきます。

本研究会は、大分県内企業と県内外の研究者・事業者の連携を生み出し、新たな製品等の研究開発の促進を目的に行います。

大分県内企業の皆様は、ぜひご参加ください。

＜開催概要＞
・日時：2025年2月7日（金）14:00-16:40（13:45開場）
・主催：大分県　（運営委託：株式会社リバネス）
・場所：コレジオ大分6F OWNSPACE (大分市金池南1-5-1)
・参加費：無料
※会場の都合上、会場での聴講は先着30名様に限ります。定員達し次第〆切
※オンライン配信はございません。ぜひ、現地にてご参加ください。

参加申込はURLまたはQRコードから

https://lne.st/oita2024_ws5th

＜研究会開催の背景・目的＞
大分県では先端技術挑戦課を中心として、2017年度からIoTやAI、遠隔操作ロボット等の先端技術を活用した地域課題の解決に向けたプロジェクトの推進に取り組んできました。一方、AI、自動運転技術、量子コンピューターなど先端技術は加速的な発展を遂げています。そこで、大分県では、令和６年度より、AI（人工知能）、ロボティクス、次世代半導体、環境・エネルギー、新素材・バイオ分野の先端研究に取り組んでいる研究者や研究成果の社会実装に取り組んでいる先端技術を有する企業を講演者として招いて、最新の研究動向についてご講演いただく「先端技術研究会」を開催します。
大分県内の企業の皆様には、最新の研究動向をつかみ、将来の製品開発や改良、異分野連携による新規事業創出等に取り組むきっかけとしてご活用いただければ幸いです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

＜当日タイムライン＞

14:00-	開会挨拶
14:02-	ご講演① 東北大学大学院工学研究科教授　金子俊郎氏講演タイトル：「プラズマアグリ－空気を原料としたプラズマを活用したサステナブルファーム－」プラズマ技術の新たな可能性について、長年の研究成果をもとにご紹介いただきます。特に、農業分野での応用例として、プラズマ照射による無農薬野菜の生産や、大気中の窒素を活用した肥料生成などを取り上げます。さらに、異分野連携による技術展開や、東北地方での実践的なビジネス展開の事例についてもお話しいただきます。研究室HP：https://eipe-oc.ecei.tohoku.ac.jp/lab/c1/course-3.html
15:02-	ご講演② 株式会社U-MAP 代表取締役　西谷健治氏講演タイトル：「世界の「熱問題」を解決する革新的材料ベンチャーの挑戦」 U-MAP社は、繊維状窒化アルミニウム単結晶(以下、Thermalnite)の大量合成技術を有し、Thermalniteを含有した材料は高い熱伝導性や優れた特性を有する今までにない新機能性材料を実現しています。この素材はセラミックス基板の製造に活用されるべく、国の事業を活用して中堅企業と量産体制を構築。講演では、新素材の紹介のほか、企業と連携するにあたって成功のポイントについてもお話しいただきます。
16:02-	まとめ、閉会挨拶
16:05-	名刺交換、情報交換
16:40	終了

＜講師プロフィール＞

東北大学大学院工学研究科教授

金子俊郎

＜略歴＞
東北大学大学院工学研究科博士後期課程を1997年に修了。博士（工学）。東北大学大学院工学研究科助手、同助教授・准教授を経て、2012年より東北大学大学院工学研究科教授。研究分野は、気相－液相界面プラズマの生成・制御と新規ナノ物質の創製、大気圧プラズマによる細胞機能制御機構の解明、空気プラズマ中の活性種制御と植物機能性制御への応用等。文部科学大臣表彰若手科学者賞、プラズマ材料科学賞、プラズマエレクトロニクス賞等の受賞多数。