• HOME
  • TECH PLANTER 2026 デモデイ開始のお知らせ -国境を超えた課題解決プロジェクトを集合体の知を持って挑む-

TECH PLANTER 2026 デモデイ開始のお知らせ -国境を超えた課題解決プロジェクトを集合体の知を持って挑む-

TECH PLANTER 2026 デモデイ開始のお知らせ  -国境を超えた課題解決プロジェクトを集合体の知を持って挑む-

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘)は、2026年9月12日(土)より、研究者的思考によって深化された未解決の課題“ディープイシュー”を、科学技術の集合体“ディープテック”で解決するプラットフォーム「TECH PLANTER(テックプランター)」の国内7領域におけるデモデイを開始することをお知らせいたします。

関連リリース

領域別TECH PLANTER 2026 ファイナリスト決定のお知らせ -全国から集結した84チームのファイナリストと共に世界の課題解決に挑む-

【TECH PLANTER2026】7つの領域の未解決課題に挑戦する熱意と技術を持った341ものチームが集結。アジア最大級のディープテックエコシステム始動!!

国境の内側では解けないディープイシュー

近年、世界各地で気候変動に伴う自然災害の激甚化や食料・水資源の不安定化が進み、私たちの暮らしや産業基盤に深刻な影響を及ぼしています。世界気象機関(WMO)が公表した『State of the Climate in Asia 2024』によると、2024年のアジアの平均気温は、観測史上最高水準を記録しました。海面水温の上昇、氷河の融解、海面上昇なども進み、その影響は国境を越えて広がっています。

日本国内でも、2026年には豪雨災害や土砂災害、東北地方を中心とする記録的な高温、トカラ列島近海での群発地震、8月の熊本地震などが相次いでいます。気象災害と地震では発生の仕組みが異なるものの、いずれも地域社会の安全や産業の継続性を揺るがす出来事です。都市インフラの老朽化や地域産業の担い手不足といった構造的な課題も重なり、一つの国や組織だけでは解決が難しい「ディープイシュー」は、より複雑さを増しています。

こうした課題に立ち向かうには、個々の優れた技術を生み出すだけでは十分ではありません。異なる分野の科学技術、地域に根差した知見、ものづくりの力、資金、制度、人材を結びつけ、課題の現場を起点としてプロジェクトを組成する必要があります。だからこそ今、一つの国、一つの企業、一つの技術の枠を越え、異なる強みを持つ仲間が「集合体の知」を形成し、ともに挑む仕組みが求められています。

TECH PLANTERとは

リバネスは、研究成果を社会へ還元したいと願う科学技術者の情熱を起点に、課題解決に必要な知識と技術を集め、産業創出を目指すエコシステム「TECH PLANTER」を2014年に開始し、2020年からは「未解決の課題“ディープイシュー”を、科学技術の集合体“ディープテック”で解決する」というコンセプトを掲げてきました。現在は、国内12地域、7領域(ディープ、エコ、マリン、アグリ、フード、バイオ、ライフ)と、東南アジア6カ国(フィリピン、シンガポール、マレーシア、ベトナム、タイ、インドネシア)で展開しています。

研究者、ベンチャー、地域中核企業、大企業、町工場、金融機関、行政機関等が、それぞれの知識や技術、設備、経験を持ち寄り、リバネスのサイエンスブリッジコミュニケーターがその間をつなぐことで、課題解決に向けたプロジェクトを生み出してきました。加えて2024年より開始した、国内の領域別エコシステムと、東南アジア6カ国で展開するTECH PLANTERのエコシステムを統合的に接続することで、東南アジア全体へ視野を広げ推進できる仕組みを構築しています。本年度は2社のベンチャー企業(株式会社 UMIAILE株式会社 Alteonus)がマレーシアの地に赴き、国境を超えた課題解決への一歩へ臨みました。

▲2026/8/27 マレーシアのMRANTI(マレーシア科学技術&イノベーション省傘下のアクセラレータ)の会場にて実施されたTech Planter Asia Final 2026の様子

さらに2026年8月には、シンガポール、マレーシア、フィリピンに続く東南アジア第4の子会社として、Leave a Nest Vietnam Co., Ltd.を設立しました。ベトナムで10年間にわたり築いてきた現地ネットワークを基盤に、人材の採用・育成、研究テーマや技術シーズの発掘、投資、製造連携、事業化に向けた意思決定を、現地の仲間とともに進める体制を構築します。

知識は、使うことで失われるものではありません。異なる知識と組み合わせることで、新たな知識を生み、さらに別の知識と結びついて拡張していきます。たった一人のクエスチョンとパッションから生まれた「私の構想」が、多様な仲間の参加によって「私たちの構想」へと変わる。その反応を起こし続ける場がTECH PLANTERです。

15の共通言語が世界の課題解決を加速する

TECH PLANTERで生まれた「私たちの構想」を、実証で終わらせず、持続的な産業へと育てるには、出会いの先で、異なる組織が互いの強みを持ち寄り、長期にわたって動き続ける基盤が必要です。その基盤として、リバネスがTECH PLANTERをはじめとする活動を通じてともに歩んできたベンチャー群と立ち上げたのが「L VENTURES」です。

L VENTURESは、資本関係や契約、業界の共通性によって結ばれた企業集団ではありません。リバネスが20年以上にわたり築いてきたネットワークの中で、ともに問いを立て、研究成果を社会につなぎ、数多くの壁を乗り越えてきたベンチャー企業の集合体です。互いの技術や設備、人材、顧客基盤、海外拠点を組み合わせ、一社では成し得ない課題解決と産業創出を実現することを目指しています。

この集合体が国境や事業領域を越えて連携するためには、判断と行動の軸を共有することが欠かせません。そこで、リバネスグループとL VENTURES各社が、世界の課題に向き合ううえで大切にする価値観を「L VENTURES 15か条」としてまとめました。これは、互いを縛る規則ではなく、異なる組織が同じ志を持って動くための共通言語です。

▲L MEDIA Vol.2より

この共通言語を携え、L VENTURES各社は、TECH PLANTERを起点に生まれた構想を産業へと育てていきます。大学の研究室で生まれた技術を、町工場の試作力で形にする。地域中核企業の製造基盤と結びつけ、実証を進める。金融機関や行政機関の支援を得ながら、国内外の事業会社との連携によって産業へ育てる。そして、日本と東南アジアの拠点をつなぎ、地域ごとに異なる課題へ展開する。こうした一連の営みの起点となるのがTECH PLANTERであり、その出会いと連携が動き始める場がデモデイです。

2026年度デモデイの意義

TECH PLANTERのデモデイは、発表の順位や資金調達だけを目的とするピッチコンテストではありません。解決すべき本質的な課題から出発し、必要な科学技術と人材を集め、国や組織を越えたプロジェクトを組成する知識製造の場です。

2026年度のデモデイを、新しい技術を発表して終わる場ではなく、一人の情熱から始まった構想に仲間を集め、「世界初」を産業へと育てる出発点とします。国境や領域を越えて地球規模の課題に挑む研究者、ベンチャーとともに、未来の当たり前をつくるパートナー企業の皆様の参画を、心よりお待ちしております。

【本件に関する問い合わせ】
株式会社リバネス
創業開発事業部 小玉
E-mail:[email protected]
TEL:03-5227-4198