日本を知識製造業の中心地へ〜インバウンドグローバライゼーション構想を実装する〜12/12金13:00よりGlobal Bridge Conferenceにて実践者が登壇

リバネスでは、2016年に「インバウンドグローバライゼーション」を構想として立ち上げ、2018年に本格的に始動しました。インバウンドグローバライゼーションは、海外ベンチャーを日本に呼び込み、製造支援や研究開発をはじめとする日本の強みを活かし、彼らの技術の社会実装に伴走、事業展開を支援し、日本での上場やさらなる世界進出を後押しする取り組みで、これらを通して日本における産業創出を目指すものです。
本活動は2016年、東京都墨田区の町工場、株式会社浜野製作所との業務提携において、海外スタートアップを日本に呼び町工場と事業化支援を行い、世界へ送り出す構想を発表したことから始まりました。2018年に本取り組みを本格始動、ものづくりに課題を抱える東南アジア6カ国のベンチャーを日本に誘致、町工場とともに試作開発を行いました。
また本活動は、東南アジア各国の国家戦略としても位置づけられています。2019年にはEnterprise Singapore(シンガポール企業庁)と、2023年にはマレーシア科学技術&イノベーション省傘下のアクセラレータMRANTIとMOUを締結、リバネスは各国と日本との接続を促進する組織として、政府から認定されました。
加えて近年、大阪万博に代表されるように、全国的にインバウンドの動きが加速していますが、本取り組みにおいても、リバネスとKOBASHI HOLDINGS株式会社が、モノづくりの構造的課題の解消を目指すプログラムを共同開発、2025年8月より東南アジアで始動させました。また、茨城県より令和7年度進出有望外国企業等とのビジネスマッチング事業を受託し、県内企業と外国企業との連携・ビジネス創出に取り組んでいます。
なお12月12日(金)に行われるGlobal Bridge Conferenceでは、「インバウンドグローバライゼーション」に関するパネルセッションを実施。前述のKOBASHI HOLDINGS株式会社と茨城県よりパネリストを迎え、海外のベンチャー企業との接点や関係性構築への道筋、そして地場産業との連携や新たな事業展開等、各地域で何が起こりはじめているのかを伺います。自社のアセットや地域産業の強みを生かす具体的な実践事例を深掘りするとともに、政策的な視点を交え、日本を世界の「知識製造の中心地」とするための具体的なアクションと未来像を描きます。
本セッションのテーマに限らず、様々な切り口から研究者、ベンチャー、企業とともにディスカッションするプログラムをご用意しております。詳しくは、Global Bridge Conference 2025ウエブサイトをご参照ください。
日本を知識製造業の中心地へ〜インバウンドグローバライゼーション構想を実装する〜
日時:2025年12月12日(金)16:40–17:55
場所:日本橋コングレスクエア3F ホールC・D
(〒103-0027 東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル3階)
登壇者

茨城県
営業戦略部 国際渉外チーム グループリーダー
青山 悠 氏
2007年に茨城県庁入庁。2012年から3年間、経済産業省に出向し、東日本大震災からの復興のため、被災地向け企業立地補助金の制度設計・運用を担当。2015年に県庁復帰後は、対日投資を推進するため「イノベーション創発型対日直接投資促進事業」を企画立案し、対日投資政策を推進。2017年から4年間、外務省に出向し、本省(アジア大洋州局・韓国担当)での2年間の勤務を経て、在ヒューストン日本国総領事館で2年間勤務するなど、外交官として勤務。2021年に県庁復帰後は、これまでの中央省庁や海外勤務などの経験を活かし、グローバルな視点からの地域経済の活性化のため、国際戦略の企画立案や対日投資政策の加速化、海外での知事トップセールスなど、総合的な立場から国際ビジネス業務を推進中。

KOBASHI ROBOTICS株式会社
知識製造部 部長
手塚 裕亮 氏
メーカー2社にて製造、生産技術、調達/購買、通関、工場立ち上げおよび経営、システム設計と多岐に渡り経験を積む。 その後、製造業専門のコンサルタントとして知識、経験の深化/体系化を経て、 2016年9月よりラクスル株式会社に参画。 SCM担当として印刷パートナーとの関係を担い、SCM部長、印刷事業部長を歴任。 2019年5月より、TVCM事業であるノバセル事業本部に所属。経営企画部長兼SaaS事業部長として事業計画、プラットフォーム設計、メディアおよびアライアンス折衝を担う。 2021年12月より、製造業への再挑戦として現職に就任。

金融庁
総合政策局参事官
島崎 征夫 氏
金融庁 総合政策局 参事官。2014から2017年に熊本県企画振興部長を務め、熊本大学・肥後銀行・熊本県工業連合会・リバネスと協力して、リアルテック・スタートアップの育成に取り組む。とくに、現在12地域に広がる「地域テックプランター」の第1号となる熊本テックプランターを、2016年にリバネスとともに立ち上げた。その後、2017〜2020年には金融庁 監督局銀行第二課長として地域銀行行政を所掌、現在は金融庁において、フィンテック実証実験ラボやAI官民フォーラムを運営するイノベーション推進室を所掌している。

株式会社リバネス
執行役員
塚田周平
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了。博士(農学)。設立初期の2003年よりリバネスの運営に参画。実験教室、各種ライティングの実践を積んだ後、アグリ分野の先進技術開発・導入、地域創業エコシステム構築事業の立ち上げを行う。大手・中堅企業やベンチャー、研究者等との連携による技術開発、事業開発に現場主義でコミットしている。
聴講者申し込み受付中
本カンファレンスでは、大手・中堅中小企業、スタートアップ、政府・自治体の方々など多くの皆さまの来場をお待ちしております。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。
株式会社リバネス 戦略開発事業部 (担当:秋永)
[email protected]
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