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【リバネス20周年記念企画・第14弾】 世界初、シンガポール・日本を代表するインキュベーション施設「BLOCK71」と「センターオブガレージ」の物理的距離を越えたリアルなコミュニケーションを実現 ー空間共有システム「tonari」によって2カ国間常時接続を開始ー

【リバネス20周年記念企画・第14弾】 世界初、シンガポール・日本を代表するインキュベーション施設「BLOCK71」と「センターオブガレージ」の物理的距離を越えたリアルなコミュニケーションを実現 ー空間共有システム「tonari」によって2カ国間常時接続を開始ー

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘)は、海外子会社であるLeave a Nest Singapore Pte. Ltd.(以下「LVNS SG」)が社屋を構える東南アジア最大級のインキュベーション施設「BLOCK71」と、国内子会社の株式会社グローカリンク(以下「グローカリンク」)が運営する東京のリアルテックベンチャー特化型インキュベーション施設「センターオブガレージ(COG)」に、等身大のスクリーンを介して2つの空間をつなぐ空間共有システム「tonari」を導入し、2022年10月末より運用を開始いたしました。「tonari」による国境を越えたリアルタイム常時接続の取組みは、世界初の事例となります。

 

リバネスグループは、2014年よりディープテックベンチャーの発掘育成エコシステム「TECH PLANTER」を日本・東南アジアで展開しております。現在ではASEAN6(シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、インドネシア、ベトナム)を一望できる一大プラットフォームを形成し、これまでに国内1,858、海外1,147チームに及ぶアントレプレナーを発掘育成してきました。

2018年には、東南アジアのベンチャーを日本に誘致し、高い技術力を持つ日本の町工場との試作開発や日本の大企業との共同研究・事業提携等を促進するインバウンドグローバライゼーションの取組みを開始。特に、シンガポールでは、2019年にLVNS SGとEnterprise Singapore(シンガポール企業庁;ESG)が、リバネスグループとの包括連携によりシンガポールのディープテックベンチャーの日本進出を支援することを目的にMOUを締結、これまでに27社の日本進出をサポートしています。

2019年からは日本で生まれたベンチャーが今後成長性の高い東南アジアへと進出を果たすGo to ASEAN Marketの取組みを開始し、これまでにtonariや建ロボテック、WOTA、プランテックス、そしてACSL等の東南アジア進出を進めています。これらの取組みを通じて日本と東南アジアのエコシステム同士を接続し、地球規模の課題解決に取り組むディープテックベンチャーの成長支援と、日本と東南アジア双方のエコシステム醸成を図っています。

 

このたび、日本と東南アジアの接続をさらに深化させるため、空間共有システム「tonari」を用いて、シンガポールと日本を代表するインキュベーション施設「BLOCK71」と「センターオブガレージ」をリアルタイムに常時接続し、物理的な渡航を伴わずともいつでも気軽に双方のベンチャーや企業、アクセラレーター等がリアルタイムにコミュニケーションを取れる体制を構築しました。

BLOCK71のLVNS SGオフィスから見た東京のCoG(等身大スクリーン)との接続の様子

 

東京のCoGから見たシンガポール(部屋内奥の等身大スクリーン)との接続の様子

tonariは、物理的な距離による境界のない世界を作り出すために、離れた2拠点を遅延なく(※)シームレスにつなげる等身大の映像システムです。自然に目線が合う仕組みや、クリアな音声、低いレーテンシーにより、離れた部屋にいる人同士がまるで同じ部屋にいるように過ごすことができる臨場感を実現しています。ITの発達により常用されるようになった通常のオンラインシステムとは異なり、表情や身振り手振りなどの非言語コミュニケーションも交えて、人が生み出す空気感や親近感を伝えることが可能です。
※人間が感じられる遅延は150ミリ秒といわれており、tonariはそれ以下の120ミリ秒を達成

 

このシステムにより、地球規模の課題を解決しようとするベンチャーの熱をリアルタイムに伝播させ、自国にいながらも物理的な距離を越えて人の熱が行き来できる状態をつくります。これまでは現地に渡航しなければ得られなかった新たな連携機会の創出や、オンライン会議では体感できなかった「会ったことがある」という感覚の付与によって、日本とシンガポールのコミュニケーションを深化させ、友好協力50周年を迎える日本とASEANが一体となるようなエコシステムの醸成を図ります。

 

◾︎システムを体感した方達からのコメント◾︎

Enterprise Singapore, Regional Director  Fabian Tan 氏

「Enterprise Singaporeはリバネスとともにシンガポール・日本のイノベーションエコシステムの接続に尽力してきました。多くのシンガポールベンチャーの日本進出を支援し、そのニーズはどんどん高まっています。また、今年度より日本のベンチャーのシンガポール・ASEAN進出支援のプロジェクトもスタートしました。この流れをより加速し、両国のエコシステムが離れていても繋がる素晴らしい仕掛けだと考えています。」

 

シンガポール国立大学, Head of NUS Executive MBA Paul Yong 氏

何百マイルも離れていながら相手が目の前に立っているように感じられる体験は凄いの一言です。特にアジアに多いハイコンテクストな文化圏では、コミュニケーションの向上に役立ち、”つながり”を感じることができます。 私が担当する教育分野への貢献という意味では、移動が制限されている際、例えばロックダウン中、もしくは学生が渡航するためのビザを取得できない場合でも、リアルな教室体験をもたらすことができると期待しています。また、2つの異なる場所で授業を行う場合に課題であった学生たちの交流のクオリティを上げることにも繋がると思います。」

 

Leave a Nest Singapore Pte. Ltd. ,  代表取締役 徳江 紀穂子

「スクリーンの近くに寄ると空気感や熱を共有している感じがするので、出張せずともみんなに会えたという感覚が得られました。これまではシンガポール現地にメンバーが集合しなければ進まなかったプロジェクトも、tonariによって進む速度が上がる可能性があると思います。」

 

◾︎関連するプレスリリースと記事◾︎

tonari株式会社からのプレスリリース
5,000kmの距離を超えて瞬時に会える、tonariがシンガポールと東京のインキュベーション施設をつなぐ。〜海外出張の頻度を減らしながら、国際ビジネスを促進する〜

日本経済新聞 2022年11月24日記事
リバネス、「等身大スクリーン」で海外拠点と常時接続

NNA Asia 2022年11月25日記事
リバネス、日本のオフィスと仮想接続

Article from e27 (Nov. 30th 2022)
Is “teleporting” between workspaces truly possible?

◾︎本件に関する問合せ◾︎

株式会社リバネス
経営企画室 担当:武田
TEL:03-5227-4198 MAIL :[email protected]