京都発ディープテック創出へ——研究者と挑む「起業家候補」を募集開始

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 CCO 井上浄)は、2026年4月より京都市および(公財)京都高度技術研究所と連携して「京都ディープテック事業化支援プロジェクト」を実施しています。
参考:京都市より令和8年度 京都ディープテック事業化支援プロジェクト企画・運営業務を受託
本プロジェクトでは、京都市内大学の研究者と、起業・新規事業創出に挑戦したい起業家候補がチームを組み、ディープテック領域における新たな事業創出を目指します。
京都には、世界を変える可能性を持つ研究成果が数多く存在しています。一方で、研究成果を社会実装し、事業として届けるには、顧客理解・事業開発といった視点が不可欠です。
本プロジェクトでは、研究者と起業家候補人材が共創し、京都発のディープテックスタートアップ創出へ挑戦します。このたび、研究成果の社会実装に挑む「起業家候補」のプレエントリー受付を開始しました。
▼プレエントリーフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdIoa1pHMiJWCjXTtNyex6-H2aFdXMPxGj_mGf9IKVoBVBthA/viewform?usp=preview
■大学発ディープテックの事業化における課題
大学における優れた研究シーズは数多く存在する一方で、それらを社会実装に結びつけるための経営人材や事業化ノウハウが不足していることが課題となっています。特に、「どのような形で事業化を進めるべきか」「どのような人材と組むべきか」といった初期段階での検討が難しく、研究シーズの可能性が十分に活かされていないケースも見られます。
本プロジェクトでは、従来の「研究者を中心に起業家を当てる」アプローチではなく、「起業家候補人材を起点としたマッチング」を採用しています。起業家候補が自身のビジョンに基づいて研究シーズを選択し、研究者とともに技術仮説・ビジネス仮説を共創することで、より実行力のあるチーム形成を目指します。
■プロジェクトの特徴
1.起業家候補起点のマッチング
起業家候補と研究者が対等な立場で技術仮説の構築から関わることで、新たな事業創出の可能性を広げます。
2.共創・共育型のプログラム設計
11月以降に開催する全5回のプログラムを通じて、起業家候補と研究者がともに学びながら事業化に向けた検討を進めます。
<プログラム日程・場所>
| # | 日程・プログラム内容 | 場所 |
| 1 | 2026年 11月01日 (日) 13:00~17:00
講義:世界の課題を解決するディープテック・スタートアップ 共創ワーク:研究者との交流 ディスカッション |
京都市内 |
| 2 | 2026年 11月19日 (木) 18:30~21:00
講義:パッションドリブンで思考し自分のベクトルを可視化する 共創ワーク :チーム分け ビジョンを描く |
オンライン |
| 3 | 2026年 12月09日 (水) 18:30~21:00
講義:研究者的思考と個のネットワークでコトを起こす 共創ワーク :ビジネスロードマップ作成 |
オンライン |
| 4 | 2027年 01月20日 (水) 18:30~21:00
講義:共感で価値を創るブリッジコミュニケーション 共創ワーク :想定顧客とアプローチ |
オンライン |
| 5 | 2027年02月03日(水) 18:30~21:00
講義:人の心を動かすプレゼンテーション 共創ワーク:事業案プレゼン作成 |
オンライン |
| 6 | 2027年 2月 14日 (日) 13:00~17:00
事業プレゼン会 |
京都市内 |
■連携想定となる研究者
本プロジェクトでは、京都市内に拠点を持つ自然科学系学部を有する以下11大学の研究者が対象となります。
・京都大学
・京都工芸繊維大学
・京都府立大学
・京都府立医科大学
・京都橘大学
・立命館大学
・同志社大学
・龍谷大学
・京都薬科大学
・京都産業大学
・京都先端科学大学
なお、参加研究者情報は2026年7月15日(水)に公開予定です。
■ こんな方におすすめ
本プロジェクトで募集するのは、単なる“起業希望者”ではありません。
研究成果の可能性を見出し、自らの経験や専門性を活かしながら、研究者とともに新たな価値創出へ挑戦したい人材です。
例えば、
・起業や新規事業立ち上げに挑戦したい方
・研究成果を活用した事業創出に関心がある方
・社会課題解決型ビジネスに取り組みたい方
・研究者やスタートアップとの共創に関心がある方
・大企業等での経験を活かし、新たな価値創出へ挑戦したい方
・第二創業や新規事業開発に関心を持つ経営者
・まだ形になっていない技術に可能性を感じる方
など、多様なバックグラウンドを歓迎します。
■ 昨年度の研究者×起業家候補の共創事例(一部)
昨年度のプログラムには、大企業・中堅企業・中小企業の経営者や新規事業担当者のほか、メーカー、金融機関、商社、コンサルタント、フリーランス、研究機関所属者など、多様な経験や専門性を持つ人材が参加しました。参加者は、製造業、素材、エネルギー、医療、教育、まちづくりなど幅広い領域に関心を持ち、それぞれの経験や課題意識を活かしながら、大学研究者との共創可能性を模索しました。
研究者単独では見えにくい社会課題や市場ニーズに対して、異なる業界経験や課題意識を持つ起業家候補が加わることで、新たな社会実装の方向性が議論されていたことが特徴です。また、本プログラムを通じて形成されたチームの中から、NEDO NEP(NEDO Entrepreneurs Program)への採択事例も生まれており、研究成果の事業化に向けた具体的な動きへと発展しています。
| 領域 | 研究テーマ例 /
大学名 |
事業アイデア |
| バイオ・医療 | 超音波による老化関連疾患予防・細胞活性化 / 同志社大学 | アスリート向け回復支援デバイス
細胞活性化技術を活用し、筋肉疲労や炎症を軽減。コンディショニング市場へ参入。 不妊治療支援ソリューション 抗酸化機能を高める特性を活かし、生殖医療現場と連携した高度ヘルスケア事業。 |
| バイオ・医療 | シロアリによる木材の飼料・食料化 / 京都大学 | 分散型シロアリ生産ネットワーク
空き家等を活用した育成キットを開発。資源循環型の新しいサプライチェーンを構築。 循環型畜産モデル(鶏飼料化) 廃材をシロアリで分解し、高付加価値鶏の飼料へ。食料と環境の課題を同時解決。 |
| マテリアル | バイオマス由来新素材PF・希少資源回収 / 同志社大学 | 希少資源回収プラットフォーム
排水中のヨウ素等を素材技術で回収。資源循環と環境負荷低減を担うインフラ事業。 生分解性素材‧消費財ブランド デザイン性と機能を兼ね備えた新素材製品。環境配慮を生活の「標準」にするブランド。 |
| 化学・環境 | PFAS等の難分解性物質の光分解・資源化 / 立命館大学 | 産業排水PFAS分解事業
難分解性物質を光反応で分解。厳格化する環境規制に対応するB2Bソリューション。 温室効果ガスSF6分解事業 電力‧半導体産業向けの環境対策。SF6の安全な分解と再生プロセスによる新規市場。 |
■ 募集スケジュール
なお、募集締切後に書類審査を実施し、応募者の中から15名程度を選抜します。選考結果は2026年9月中に通知予定です。
| 日程 | 内容 |
| 2026.06.05 | プレエントリー開始(先行募集) |
| 2026.07.15 | 正式エントリー開始 |
| 2026.07 – 08 | 起業家候補向けセミナー(任意)
2026年8月6日(木)18:30〜20:30 オンライン 2026年8月23日(日)10:00〜12:00 リバネス東京本社 2026年8月26日(水)18:30〜20:30 オンライン |
| 2026.08.31 | 募集締切 |
| 2026.09 | 書類審査を実施し、15名程度を選抜・通知 |
現在、プレエントリーを受付中です。プレエントリー登録者には、
・研究者情報公開時の案内
・正式エントリー開始通知
・起業家候補向けセミナーの案内
をメールでお送りします。研究成果の社会実装や、研究者との共創による新規事業創出に関心のある方は、ぜひご登録ください。
▼プレエントリーフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdIoa1pHMiJWCjXTtNyex6-H2aFdXMPxGj_mGf9IKVoBVBthA/viewform?usp=preview
■ 会社概要(株式会社リバネス)
株式会社リバネスは、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」をビジョンに掲げ、研究者・企業・教育機関をつなぎ、新たな知識の創出と社会実装を推進する知識製造業を行っています。大学発スタートアップ支援、教育プログラム開発、産学連携支援などを通じて、次世代の研究者・起業家の育成と新規事業創出に取り組んでいます。
■本件に関するお問い合わせ
株式会社リバネス
株式会社リバネス 中島・重永
TEL:03-5227-4198
Mail:[email protected]
