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国立環境研究所とリバネス、中高生の探究活動を支援する「質問票調査」の特別授業を関東・関西の学校で実施 〜自ら問いを立て、健康と環境のつながりを学ぶ〜

国立環境研究所とリバネス、中高生の探究活動を支援する「質問票調査」の特別授業を関東・関西の学校で実施  〜自ら問いを立て、健康と環境のつながりを学ぶ〜

株式会社リバネスは、国立環境研究所エコチル調査コアセンターによる委託業務で、中学生・高校生の探究活動を支援する副教材『質問票調査のはじめかた』を新たに開発し、それを用いた特別授業(全2コマ)を関東および関西の学校にて実施いたしました。本授業は、生徒自身が身近な「健康と環境」に関する問いを立て、質問票(アンケート調査)を用いて論理的に研究を進める手法を学ぶことを目的としています。

 

【実施の背景】 現在、全国の中学校・高等学校で「探究活動」が推進されており、アンケート調査を用いた研究が多く行われています。しかし、教育現場からは「生徒自身が論理的に質問票を設計することが難しく、作成方法の提示を希望する」という声が多く挙げられていました。 そこで、10万組の親子を対象に環境と健康の関係を調べる疫学調査「エコチル調査」で実際に用いられている質問票の設計ノウハウを活かし、中高生が自走して研究のサイクルを回せるようになるための副教材を開発しました。本取り組みを通じて、中高生が自ら健康と環境に関心を持ち、能動的に探究を行う文化を醸成することを目指しています。

 

【実施概要】

 以下の2校にて、それぞれ50分×2コマの形式で特別授業を実施しました。

 

関東実施校: トキワ松学園中学校高等学校(対象:高校2年生 34名)

日程:11月15日(第1回)、11月27日(第2回)

 

関西実施校: 大阪明星学園 明星中学校・高等学校(対象:中学3年生 S特進クラス)

日程:11月25日(第1回)、1月27日(第2回)

 

【授業内容】

第1回(仮説設定と質問票の設計): エコチル調査における「曝露(原因)」と「アウトカム(結果)」の考え方を参考に、自分の生活習慣を振り返りながら、自ら調査したい項目を見つけて質問票を設計しました。その後、生徒は宿題として実際の調査を行いました。

 

第2回(分析と考察、次の探究へ): 取得したデータ同士(例:ストレス値と生活習慣など)の相関関係を分析し、仮説の正誤を考察しました。さらに、「この研究を深めるために、次にどんな仮説を立てて手法を考えるか」といった、次なる探究へのステップを議論し、最後に世界的に注目されるエコチル調査の意義について学びました。

 

<当日の様子>

授業の様子

トキワ松学園中学校高等学校

班でのディスカッションの様子

トキワ松学園中学校高等学校

 

授業の様子

大阪明星学園 明星中学校・高等学校

班でのディスカッションの様子

大阪明星学園 明星中学校・高等学校

 

【実施後の成果と生徒の反応】 授業後のアンケートにおいて、「質問票が何のために使用されているかわかったか」という問いに対し、生徒の98%の生徒が肯定的に回答しました。また、91%の生徒が「今回学んだ内容は、今後自分が研究するときに使えそうだと感じた」と回答し、本教材の内容が、質問票調査の意義や設計思想の理解を可能にし、実践的に活用できるものであることが確認されました。

 

【教材の公開について】

本授業で使用した副教材『質問票調査のはじめかた』は、より多くの中学生・高校生の探究活動に役立ててもらうことを目的に、国立環境研究所 エコチル調査コアセンターのWEB上で公開されています。

<WEBページはこちら>https://www.nies.go.jp/jecs/science_plaza/tools.html

 

教育関係者や生徒が自由に閲覧・活用できる形とし、学校での探究活動や研究活動において、質問票調査の設計や研究の進め方を学ぶ教材として広く利用されることを目指しています。

 

【本件に関するお問い合わせ】

教育開発事業部 吉川・河嶋

メール:[email protected] /電話:03-5227-4198