【実施報告】リバネス代表取締役CSOの髙橋修一郎が早稲田大学「先端生命医科学特論」に登壇

【実施報告】リバネス代表取締役CSOの髙橋修一郎が早稲田大学「先端生命医科学特論」に登壇

2026年7月20日(月)、早稲田大学の「先端生命医科学特論」にて、株式会社リバネス代表取締役CSOの髙橋修一郎が、東京農工大学 准教授の山岸健人氏とともに、大学院生約50名に向けた講義を実施しました。

講義冒頭、髙橋は、自身が植物ウイルスの研究に取り組んでいた大学院生時代に、研究者として大学に残るか、企業へ就職するかという二者択一でキャリアを考えていた経験を紹介しました。その中で、研究と社会をつなぐ新たな仕組みを自らつくることを目指し、2002年に理工系の大学生・大学院生15名でリバネスを設立しました。

リバネスでは、この考え方を起点に、若手研究者を支援する「リバネス研究費」、研究成果の事業化を支援する「TECH PLANTER」、国内外の研究開発型ベンチャーへの投資・育成などへと活動を発展させてきました。髙橋は、研究者がアカデミア、企業、起業のいずれの道を選ぶ場合でも、異分野・異セクターとの対話が、自らの研究とキャリアの可能性を広げると述べました。

講義後半では、大学を取り巻く環境の変化について取り上げました。これまで大学は主に「研究」と「教育」を担う存在とされてきましたが、今後は研究成果の社会実装や社会課題の解決までを担うプレイヤーへと、その役割が広がっていくと説明しました。

学問分野ごとの縦割りだけでなく、さまざまな社会課題を軸に、異なる専門性を持つ研究者が集まる動きが進んでいます。さらに大学が企業、行政、金融機関と連携し、研究開発、事業創出、投資を一体的に進める時代が訪れつつあるとして、研究者にも、自らの専門性と社会課題との接点を考える視点が求められると語りました。

また髙橋は、研究と事業開発は、問いを立て、仮説をつくり、実験し、失敗から学びながら次の仮説検証につなげるという点で非常によく似ていると説明しました。研究活動を通じて身につけた仮説検証力は、アカデミアだけでなく、企業や事業開発の現場でも生かすことができると学生たちを勇気づけました。

最後に学生に向けて、自分の研究を専門外の人にも分かりやすく伝えること、研究と社会課題との接点を考えること、研究室の外の人と対話すること、小さな仮説検証を始めることの4点を提案しました。髙橋は、自らの進路を早い段階で限定するのではなく、専門性を深めながら研究室の外へ一歩踏み出すことで、新しいキャリアや研究の可能性が開かれると伝え、講義を締めくくりました。

また、山岸氏による講義の後には、両者に向けた質疑応答を実施しました。
質疑応答では「一般企業に就職するか、自らのスタートアップを続けるか迷っている。進路を決める際に、どのような判断基準を持っていたか」という学生の質問に対し、髙橋自身も大学に残るか企業へ就職するか悩んだ経験を振り返り、「迷っているのであれば、最初から一つに絞らず、両方に挑戦してもよいのではないか」と応えました。学生から寄せられた、研究者としてのキャリア形成、研究の進め方などに関する質問に対し、それぞれの経験を踏まえて回答しました。

代表取締役CSO 髙橋 修一郎 プロフィールはこちら

<概要>
講義名:先端生命医科学特論
日時:2026年7月20日(月)18:55~20:35
会場:早稲田大学 先端生命医科学センター TWIns 3階 セミナールーム3
対象:早稲田大学の大学院生 約50名
登壇者:
・株式会社リバネス 代表取締役CSO 髙橋 修一郎
・東京農工大学 大学院工学研究院 准教授 山岸 健人 氏

<講演のご依頼について>
リバネスでは、大学や大学院での講義・講演を通じて、研究者が自らの専門性を社会課題と接続し、分野や組織を越えて新たな挑戦を始めるための機会を提供しています。

研究者のキャリアデザイン、アントレプレナーシップ、研究成果の社会実装、サイエンスブリッジコミュニケーション、大学の役割変化などに関する講義・講演をご検討の教育機関・企業の皆様は、ぜひお問い合わせください。

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