LVNS Water Cycle Project: 微細藻類ガルディエリアによる排水資源化プロジェクトをローンチしました

株式会社リバネス(代表取締役グループCEO 丸 幸弘)は、リバネス・ウォーターサイクル・プロジェクトにおいて、株式会社ガルデリア(代表取締役CEO 谷本 肇)とともに、微細藻類「ガルディエリア」を活用し、産業排水の処理と資源回収を同時に実現する「微細藻類ガルディエリアによる排水資源化プロジェクト」を開始しました。
ガルディエリアは、硫酸性温泉などの高温・強酸性環境でも生育できる微細藻類で、金やパラジウムなどの貴金属をごく低濃度な溶液からでも吸着できる特性を持っています。この特性を、都市鉱山や小規模な鉱山における貴金属回収などに活用可能です。
世界には未だ、金鉱石の製錬において毒性のある水銀を使用するASGM(零細及び小規模金採掘)が行われており、世界の金の総生産量の20~30%を占めるともされています。これらの現場では、製錬する金の数倍から100倍以上もの水銀が使用されており、その一部は水環境に流れたり、蒸気として大気中に放出されたりすることで、健康被害も多数発生しています。
これを安全なガルディエリアによる製錬に置き換えていくことで、金採掘に関わる人々の健康を守るとともに、水圏を含む環境を守ることができるはずです。
本プロジェクトでは、食品工場、製糖工場、蒸留所、繊維工場などから排出される有機物を含む排水を、ガルディエリアの培養に活用する手法を開発します。そこで生産された藻体を貴金属回収などへ展開することで、排水処理と資源回収をつなぎ、同時に環境保全を実現する新たな循環モデルの構築を目指します。
まずはフィリピンの金鉱山をフィールドとして、Filminera Resources Corporationと連携し、鉱石サンプルの回収や分析、国内での金抽出試験を進めます。技術の適用性が確認された場合には、現地鉱山での実証へ展開する予定です。
また、インドおよび東南アジアでは、産業排水を活用したガルディエリア培養モデルの構築に向けたフィージビリティスタディを進めています。
「産業排水・廃棄物 → ガルディエリア培養 → 水環境改善 → 資源回収」という循環を通じて、排水を単なる処理対象から新たな価値を生み出す資源へと転換し、水環境と産業の持続可能な発展に貢献していきます。
関連ページ: 微細藻類ガルディエリアによる排水処理・資源回収
