【研究活性化計画】高い拡張性で膨らむチャンバーの可能性
低温のチャンバーというと、もはや形の決まった製品という印象が強い一方で、庫内をカスタマイズできればより使いやすくなると感じたことがある方もいるのではないだろうか。日軽パネルシステム株式会社から発売されたVIXDUX® LABOは、庫内のカスタマイズへの対応でチャンバーの可能性を広げている。
工業製品のノウハウを活かした新製品
日軽パネルシステムはプレハブの冷蔵庫、冷凍庫の製造販売で40年以上の実績を持つ。そして、近年の市場のニーズの中からフラワーショップなどで利用されるよ®ベルフィオーレうになったヴィックスダックスVIXDUX belfioreが誕生した。そのコンパクトな筐体と保冷力の高さからたちまち市場で評判になった。VIXDUX®LABOはそのノウハウを活用して研究室用に開発された製品だ。
自由度の高い庫内のカスタマイズ
一般的なチャンバーの場合、壁面にフックがありそこに棚を固定して利用する。一方、VIXDUX® LABOは、棚なしのほか、オプションで三段式と多段式(47mm間隔で20段)の棚受けを取り付けることができるため、ユーザーのニーズに合わせた棚の高さ調節が可能になっている。「他のチャンバーと断熱材の素材が異なるため、容易に庫内をカスタマイズができるようになっているのが大きな特長です」と同社の河野氏は自信を持って語る。さらに、内部の機器を外部のパソコンで操作したり、電源ケーブルを導入するための接続ポート(アクセスポート)も、オプションで容易につけられるため、単なる保存装置以外の用途にも対応できる。
ユーザーの声が広げる用途
実際、ユーザーのニーズがVIXDUX® LABOの用途を広げている。例えば、福井大学の櫻井明彦氏は酵素の精製の際に、庫内に精製装置を設置して利用している。電源ケーブル用のポートを設置し、外部へのアクセスを可能にしたことで、クロマトチャンバーへと形を変えて活躍しているそうだ(図1)。
ユーザーの声が反映されるチャンバーはこれまでに無い製品の形だと言えるだろう。さらに、入手しやすい価格に設定されているだけでなく、優れた断熱性能やキャスターによって搬入移動がしやすい点も評価できる。新規購入を考えた時に、VIXDUX® LABOを選択肢に加えてみてはいかがだろうか。
会社名:日軽パネルシステム株式会社
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