帆船の帆を飛行機の羽根状にしてみると?ウィンドチャレンジャー計画 東京大学等
帆船といえば、ヨットを思い浮かべますが、東京大学が開発しているのは、タンカー等の大型船に帆を付けて、そのエネルギー効率を向上させようという取り組みです。
その名も「ウィンドチャレンジャー計画」
大型商船の燃料消費を大幅に低減させるためのプロジェクトです。
簡単にいえば、大型船に、飛行機の羽根状の帆をつけ、複数ついたその帆をコンピュータで自動制御し、推進力を得るために最大効率の角度に調整するという取り組みです。
現在は試験段階。
この帆ですが、ヨットのような布による帆ではなく、硬質で軽量な素材を用い、使わない時に伸縮が出来るように中を空洞化させています。
最大効率は横風を受けた時。最短距離を行くのが航海の最大効率ではないようです。天候や風向きを計算することによって、最大効率の航路を導き出し、そこを航路とするというのがなんともかっこいいじゃないですか。
かつて隆盛した帆船は、天候予測等の現在のテクノロジーを使うことで効率を上昇することが出来る。古くからあるような世界にもまだまだやれることはありますね!!