【鳥肌必至】火星探査機キュリオシティのミッションの凄さがわかる動画が凄い

【鳥肌必至】火星探査機キュリオシティのミッションの凄さがわかる動画が凄い

先日、火星にnasaの探査機が着陸!live中継中という記事をアップした。無事にNASAの探査機キュリオシティ(Curiosity)は火星に着陸し、その後の探査を続けている。

恐怖の7分間を乗り越えたというニュース文面を見たが、それというのはどういうことかというと、こういうことだ。

火星から地球に信号を送るとすると、それには14分間かかる。

一方で、探査機が火星の大気圏の一番上から、地表に至るまでは7分だ。

火星の大気圏上層部に達したことを地球で知る頃には、火星では既に14分後なのである。成功しているにしろ、失敗しているにしろ、既に火星地表に降り立ち7分が経過していることになるという。

特に、再突入・降下・着陸という7分間で行われるオペレーションは、恐怖の7分間と呼ばれており、地球からの操作は無しで自動で展開されるのだ。

もう、この辺で著者はゾクゾクきちゃうわけですが、続き行きます。

時速13000マイルから0マイルまでの7分間を、コンピュータが自動制御で行う。

完璧な手順・完璧な動作・完璧なタイミングでやってのけなければ、無事に地上に降り立つことは叶わない。

火星は大気は薄い(地球の0.75%)が、厚さが約11km(地球は6km)だ。その薄い大気でも、突入時に機体は大きな摩擦熱に襲われるとのこと。

その熱は1600度。

この微妙な大気というのは、宇宙船を熱で壊すには十分で、逆に宇宙船を安全に地表に到達できるスピードまで減速するだけの力では無い。

1000マイル=1609kmだ。ものすごいスピードで落下したまま地表に近づくことになる。

大気の力が使えなくなった所で、次の作戦はパラシュートだ。超音速パラシュートと呼ばれる物を広げ、減速に使う。

65000ポンド(29483kg)もの重量に耐える必要があるにもかかわらず、パラシュートの重さはたったの100ポンド(45kg)しかないのだ。これはすごい。

パラシュートが開くと、機体には9Gもの力がかかる。その瞬間に、大気圏突入時に機体を守ったヒートシールドを切り離します。

なぜって、もちろん重量の問題もあるのでしょうが、地表に無事に降り立つためのセンサを、ヒートシールドが隠してしまっているからですね。

このレーダーは速度計と高度計。シールドが外れないと、ここから後の動作ができないことになります。

無事にパラシュートが開き、ヒートシールドが外れたタイミングでの機体の速度はというと、時速200マイル(320km/h)。まだそんなスピード!!

着陸するにはまだ速度が大きすぎる

このタイミングでパラシュートの役割は終了。切り離します。次に登場するのが、機体に搭載したロケット。

パラシュートを切り離した瞬間にロケットを噴射すれば、機体はそのままパラシュートに突っ込みますよね。ここで凄いのが、ロケットを横方向に噴射し、パラシュートを急激に回避するんですね。(この作戦考えた人ぶっ飛んでるわ)

こうやって横に飛び出した後は、落下速度と横方向に飛び出した速度を逆噴射で殺しながら地上へと近づいて行くのです。しかし、ミッションはまだ終らない。

探査機(ローバー)を地面に対して水平にコントロールしながら降りていくのですが、一つ問題があります。ロケット噴射を続けながら地上まで降りると、ホコリを巻き上げすぎてしまい、ローバーのセンサに異常をきたす可能性があるんですよ。そこで今回のミッションの一番クレイジーな作戦が実行されるのです。

その名もスカイクレーン

画像見て分かる通り、ロケット噴射部分をクレーンとして、そこにローバーを吊り下げます。それによって地上におろすことで、地表のダストを巻き上げること無く安全にローバーを着地させようという作戦です。

地上20mの高さからローバーを吊り下げます。ケーブルの長さは21フィート(6.4m)。約14mを吊り下げながら下ろすことになります。

ローバーが地表におりたったとしても、このスカイクレーンは真上にあることになります。このまま落ちれば、双方おしまいです。ここでスカイクレーンをどっかに飛ばすんですね。

どーーーーーん

 

いやはや、しびれました。すごいです。

着陸を確認した瞬間の動画がこれ。感動の瞬間です、これも必見!!!目頭が熱くなりますよ。

本当におめでとうございます!

着陸を確認した瞬間は3:13あたりです。

WOW!!

テンションMAX!

いやはや、胸が熱くなります。

5:22:火星から画像サムネイルが届いた瞬間

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