incu・be(インキュビー)vol.16
制作に寄せて
『incu-be』が創刊した頃、私は大学院生でした。同じ号を2 冊入手し、1 冊はラボの自分の席にある実験ノートの隣に置いて、実験の手が止まってしまったときに、
も う1 冊は自宅の本棚において気が向くごとに読んでいました。そうすると、研究へのモチベーションが自然と上がるのです。それから5 年が経ち、読む側から制作する側になりました。今、研究の世界にいる人は、どんな『incu-be』を望んでいるのかな…と思いをめぐらせています。今号 では、これからの教育界に新しい風を吹き込み、革命を起こし得る人について紹介していますが、そろそろ5 周年の本誌も、変革の時期を迎えます。過去の私のような、自分を励ましながら前に進む人たちにとって、ほんの少しでも手を添えられる存在でありたいと願い つつ、『incu-be』も変化していきます。
編集長 磯貝 里子
<目次>
■若手研究者応援プロジェクト
4 熱い想いこそが原動力 —株式会社 毛髪クリニックリーブ21®
5 研究費獲得を自信につなげる
—第6回リバネス研究費採択者インタビュー
6 第8回リバネス研究費 採択者発表
7 第10回リバネス研究費 募集要項発表
8 理系学生のためのインターンシッププログラム —株式会社リバネス
9 変わらない想いを届ける—OBOGインタビュー 教育業界編
10 プログラム開発インターンシップ エンジニア募集
11 理系学生のためのキャリアイベントCareer Discovery Seminar
12 ちょっと新しい? ラボ旅 海外編 in シンガポール
■特集 テクノロジーで教育界にパラダイムシフトを起こす人たち
14 新しいツールを授業に取り入れている学校の先生に聞いた
「現在行っている取り組みとその効果について教えてください!」
15 教育にかかわる企業5社に聞いた
「10年後、どんな未来を描いていますか? 」
18 産業が変われば教育が変わる~情報革命の最中にいる子どもたち~
―東京大学大学院 情報学環 准教授 山内 祐平 さん
20 君は彼らについていけるか?
今、教育業界で最も熱い2社の社長が語る、日本の教育の未来
■博士の哲学
22 ゴールにたどり着くまでの解法を見つけられる人になる
■数字で見る理系
24 研究者だって家庭も大事 欲張りに生きてやろう
■探しに行こう自分の場所
26 沖縄でバイオインフォマティクスを学ぼう!
―沖縄科学技術振興センター主催「バイオインフォマティクス人材育成講座」
27 企業に独自の発想を持ち込む
―株式会社ニッピ バイオマトリックス研究所 主任研究員 多賀 祐喜さん
28 人材募集 大学院編・企業編
29 配布先一覧 / 書籍紹介
30 機械・電気系人材の「働く」を応援します
―株式会社フォーラムエンジニアリング