【速報】代替現実システムを体験してきた!続「な… 何を言っているのかわからねーと思うが… 理化学研究所」
先日、こんな記事をあげました。な… 何を言っているのかわからねーと思うが… 理化学研究所
未だかつて無い反響があり、皆興味あることなのだろうということで、突撃レポート。
果たしてポルナレフ状態になるのだろうか!?
告知
是非この週末に時間がある人は、お台場にある日本科学未来館にて、このシステムが体験できる。(と、いいつつ体験はもう予約でいっぱいとのこと)。体験は難しいのだが、ショートトークは予約が必要ないということなので、気になる人は是非駆けつけて欲しい。
代替現実システムとはなにか?
繰り返しになるが、そのイメージはこの映像を見てもらえれば何となくわかってもらえると思う。
実際に体験してみて何が起こったのか?
このシステムの肝は、ヘッドセットだ。間違いない。
視覚と聴覚を完全に奪われる。視覚はヘッドマウントディスプレイを通して。聴覚はヘッドフォンを通して伝わってくるのだ。生で感じられるのは、人の足音、風圧、温度、そして誰かがそこにいれば、触れることによる触感に限られる。
視覚では、実際にリアルタイムの世界の映像と、過去に録画した映像を重ね合わせる事ができる。リアルと過去の映像は、透明度を自由に変えることができるので、現実なのか録画なのかは全くわからない。あたかも全てがそこに存在しているように見えるし、あたかも全てが録画映像のように捉える人もいるという。
聴覚はどうなるかというと、パフォーマンス内では効果的に音も使われる。音楽もなっているし、ノイズのような音が発生したり、もちろん足音といったものも再現されている。
よりリアルに感じるということ
実際に、ヘッドセットを装着してしまうと、視覚についてはもはや現実なのか録画なのかはわからない。上下左右見回しても、そこには世界が存在している。世界が存在しているというのはどういうことかというと、過去の録画映像がちゃんと見回せるように作ってあるということだ。どんな角度でみても大丈夫である。(パノラマで撮影した映像は自分が座っている椅子から録画したものになっているので、椅子から動くことは出来ない。)
こうなってしまうと、逆に敏感になる気がする。
実際体験してみて思うのは、心拍数上がりっぱなしだったなということ。(今回のパフォーマンスがそのように作られているから)
ダンサーが近づく、遠くへ離れることによって発生する風圧。
そしてたまに触れるというアクションが入る。実際にそこに相手がいるかどうかはわからないのだ。触れられそうになったときは物凄く緊張する。
こんなに簡単に人を騙せちゃうんだな
藤井先生がポロッとこぼした言葉だが、実際体験してみると本当にそのとおりだ。もはやそこが現実なのかどうかはわからない。視聴覚だけで、これほどまでに混乱するとは思わなかった。
代替現実システムという事の意味は何か
現実を代替することが出来ます。これってどういうことでしょうか。
藤井先生が話していた事で印象的だったことは「誰かの体験を、これでアーカイブすることが出来るよね」というもの。
そうです、体験というものが個人から解放されていく事につながるかもしれません。
例えば、ミュージシャンのコンサートを考えましょう。少し広いスペースがあり、走ったり、踊ったり、歌ったり出来る場所が確保されていれば、このヘッドセットを付けることで、あたかも自分が武道館で超満員の中ライブを出来る感覚に浸ることも可能。
スポーツ選手ならどうでしょう。100m走の選手だったとします。ボルト選手がオリンピックで感じた世界を体験することが出来るかもしれない。そこに安全な100mのトラックがあり、ヘッドセットがもっと軽量化することが出来れば。それだけで追体験が可能です。
誰かの体験を番人にシェアすることが出来る。これは面白いと思います。
速報はここまで。続きはまた後ほど。