ビールを飲むスピードを早めるグラスはどんなグラスだろうか ブリストル大学(英)

ビールを飲むスピードを早めるグラスはどんなグラスだろうか ブリストル大学(英)

イギリスにあるブリストル大学がPLoS ONEに発表した論文によると、グラスの形によってアルコール飲料の消費スピードが変化するらしい。

グラスの種類は、ストレートグラスか、湾曲したグラスだ。

どっちのほうが早く飲み終わると思いますか?

この研究で注目されたのは、アルコールを飲む時に人が考える飲むペースだ。飲み過ぎると酔っちゃうからね。アルコールを飲む時は、飲むスピードを考えるのが人間だとのこと。

結論としては、ストレートタイプのグラスより、湾曲したタイプのグラスのほうがより早く飲む事がわかっている。しかも40%も早い。

曲がってると、自分がどのくらいのペースで飲んでるかわからなくなるみたいだね。確かにストレートタイプのジョッキだったら、一定量で飲み続けることが出来る気がするけど、そこが丸いタイプのグラスではわからなくなるきがする。

そして、この研究が面白いのはここだ。

このスピードの違いは、ソフトドリンクの時には現れなかったんだって!なぜかというと、人はソフトドリンクを飲む時に、飲むペースなんて考慮しないからだろうとのこと。面白いですね。

飲食店目線で考えれば、できるだけアルコール飲料を売りたければ、グラスをストレートタイプから湾曲したグラスへと変える事だ。

逆に、自分が、お酒に飲まれずに、ビールを楽しみたいという時は、ストレートタイプのグラスでサーブしてくれる店を選ぶべきかもしれない。

一応断っておくと、この実験は、1ドリンク目だけを飲むスピードを測定した結果だということなので、2杯、3杯と、たくさん飲んだ時にどうなるかはまだわからないとのこと。

さすがパブ文化の英国。こんな研究あるんですね!

ちなみに2005年には、細長いグラスと、太くて短いジョッキのどちらにアルコールを沢山注ぐかという論文をだしており、結論としては、太いジョッキの方が、多くアルコールを注いでしまうという結果が出たみたい。これは感覚的にわかりますね。

論文はこちら

PLoS ONE: Glass Shape Influences Consumption Rate for Alcoholic Beverages

 

 

 

元記事はこちら

BBC News – Beer-glass shape alters people's drinking speed – study