物理学史上、最も精密な理論計算値 名古屋大学

物理学史上、最も精密な理論計算値 名古屋大学

名古屋大学のリリースは、いちいち壮大で、担当者の趣味が伺えるので僕は大好きなので紹介。

ちなみに、前回取り上げたのはこれです。

カーボンナノケージ 全く新しい炭素ナノ分子の登場 | サムワン someone


今回発表されたのは「物理学史上、最も精密な理論計算値」。どんだけ!と突っ込みたくなるのですが、つまりこういうことです。

電子の磁気能率の大きさを 1.3 兆分の1の精度で決定

ナンノコッチャ。でしょうか。はい、そうですよね。僕も今はわかっていないので、さらっと行かせて下さい。

今回の結果は、理研のスパコンRSCCとRICCを使った9年間の努力の成果。

ヒッグス粒子が話題にあがりましたが、この素粒子論に属する計算を行なってきたということだそう。

キーとなるのはファインマンの図だそうですが。こんなのです

む…難しい…。暗号にしか見えませんね。。。

しかし、この発表で面白いなと思うのは、「不確かさ」という項目。そもそも答えがわかっていない数値、つまり理論的にこれが答えだというものが導けない場合に、測定値から答えを推定する事になるという。

誤差は、真の値からの違いを示すが、不確かさというのは、測定値からのばらつきを示す用語。アプローチが逆になります。

言っていることはとてもむずかしいです。でも、そこにロマンを感じさせるのが名古屋大学のプレスリリースなんじゃないかなと、僕は最近強く思うのです。