自分自身の細胞を用いて、オーダーメイドの臓器をつくる NY Times
スウェーデンのカロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)における研究で、ラットの心臓や肺が、細胞外の構造を明らかにするために、このように生かされている
NYTimesから衝撃的なニュースが飛び込んできたので紹介。
今年の6月には、iPS細胞を使ってマウスの体内に肝臓を作る事に成功したというニュースが飛び込んできたのは記憶に新しいが、これはその更に先を行く。(移植済みという意味で)殆どの、それはSFの世界の話だと考えられてきました。そう、肝臓・腎臓・心臓等の臓器を人工的に作り、それを移植するという事は。しかし、現在ではカロリンスカ医科大学のMacchiarini博士のように、自分の細胞を使ってつくりあげるという今までと違うアプローチで、臓器をつくりあげようとしています。
*Macchiarini博士は組織工学のリーダー
なんと、現在までに、膀胱や気管のような単純な臓器が作られ移植されたという。(気管に関しては2011年の6月)
そして、世界中の研究者は、より高度な器官を作るために、日夜研究を重ねている。
膀胱がつくられたノースカロライナ州のウェイクフォレスト大学では腎臓や肝臓等の研究が進められ、中国やオランダでは血管の研究が盛ん。
今までの人工臓器といえば、それは機械で作られてきました。(工学技術に基づく人工臓器)
しかし、ここで言う研究者のアプローチは、臓器そのものを生み出すというアプローチになるわけです。
写真は全てNYTimesから
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Scientists Make Progress in Tailor-Made Organs – NYTimes.com