自分の研究が本になる!出版社の新しい試み

本を読んで自分の職業を決めた、という人は案外多いのではないでしょうか。
私の周りにも「パラサイトイブ」を読んでミトコンドリアの研究をしようと思ったなど、自分の一生を決めるインパクトのある本に出会っている人をたくさんみてきましたし、私がバイオの研究をしたい、と思ったのも、2冊の本に出会ったからです。本は私達に大きな影響を与えてくれています。

そんな本を、自分で出せるとしたらみなさんはチャレンジしてみたい、と思いますか?
出版社のディスカヴァー・トゥエンティワンは、研究者の研究の書籍化サポートを今プロジェクトとして走らせています。
同社が行っているのはリバネス研究費ディスカヴァー・トゥエンティワン賞。この賞で採択を受けた研究者は同社から自分の本を出版することができます。今年の採択者は3名。東工大の助教と東京大学の博士課程の学生さんに8月に採択を受けて、4月の書籍化を目指して、
現在研究の合間を縫って鋭意執筆中です。ディスカヴァー・トゥエンティワンでは、このプロジェクトの進捗や
新たなディスカヴァー・トゥエンティワン賞の情報を発信するウェブサイトをオープンさせました。

http://www.d21.co.jp/campaigns/leave_a_nest

このサイトでは審査の流れや7月に行った公開プレゼンテーション審査、
その中で行った編集部と干場社長による座談会の様子なども紹介されています。
同社はサイエンスシリーズを発行し、「博士漂流時代」など社会と科学の在り方について存在感のある書籍を多数発表しています。私もリバネスでインターンをしてきて、自分の記事を書籍にした経験があります。実際にものになって手元に届き、知っている人たちの元に届けることができたそのときの感動は格別でした。自分の研究を「伝えたい」と考えている人に、ぜひチャレンジしていただきたい取り組みです。