• HOME
  • 【募集】日本初! 中高生のための学会 サイエンス・キャッスルは中高生研究者と中高生の研究を支援する先生を応援しています(vol.20)

【募集】日本初! 中高生のための学会 サイエンス・キャッスルは中高生研究者と中高生の研究を支援する先生を応援しています(vol.20)

【募集】日本初! 中高生のための学会 サイエンス・キャッスルは中高生研究者と中高生の研究を支援する先生を応援しています(vol.20)

15-2-2

【詳細・申込】サイエンス・キャッスルウェブサイト

 

日本初! 中高生のための学会

サイエンス・キャッスルは中高生研究者と中高生の研究を支援する先生を応援しています

日本の女子高生による研究論文が米科学専門誌に掲載されるというニュースに驚いたのは、2年前のこと。中学生・高校生が研究し、成果を発表する事例は年々増えてきています。研究者集団である私たちリバネスは、大学や企業、研究者と一緒になって、自分の興味を追究する若き研究者たちを応援します。

 

昨年度受賞校インタビュー

2012年度のサイエンス・キャッスルinTOKYOでキャッスル賞を受賞した早稲田摂陵中学校・高等学校生物研究部。先生と生徒のお話から、彼らの研究スタイルが伺えました。

15-2

身の回りのなぜ? に楽しく真剣に挑戦する

新学期はじめの生物の授業中、教室にポンッ!と爆発音が響く。塚平先生が見せたのは、水素と酸素の混合気体の燃焼実験。水素、酸素は燃える?燃えない?と問いながら実験を進める先生の手元に、生徒は釘付けだ。“Crazy CleverScience(正気でないことを、賢く・安全に・楽しくやって見せる科学)”これが先生の考える科学の楽しさであり、生物研究部のモットーだ。昨年サイエンス・キャッスルで賞を受賞した「一晩寝かせたカレーの秘密」も、もとはどのメーカーのカレーがおいしいかという生徒たちの議論から始まった研究であり、生物研究部の先輩から後輩へと受け継がれ、長年研究を行ってきた。

 

「科学で楽しませる」ことを楽しむ

生物研究部の活動は、自分たちで楽しむだけではない。見ている人をも楽しませるための活動や工夫を積極的に行っている。彼らのスライドには数字や表よりも写真が多い。「カレーがおいしくなるのは、タンパク質が分解され、旨み成分のアミノ酸が増えているからではないか?カレーを培養して、タンパク質を分解する菌が発見されるか調べてみよう!」カレーを作っている様子、得られた結果に困惑している表情の様子。真剣だが熱意とユーモアあふれる発表に会場は笑いのムードに包まれた。「科学で驚かせるのが好き。びっくりしたり興味を持ってくれたりすると楽しい」と語る笹野君。自分たちが科学を存分に楽しむからこそできることなのだろう。その姿が次の科学好きをうむのかもしれない。

 

今年の発表者Pick up!

東京都立戸山高等学校内田早紀さん(高2)

ロボットやものを組み立てたりすることが好きで、好きな教科は物理です。

研究テーマ「水中に滴下したときの墨汁の動き」

【背景・概要】

研究テーマを考えていたとき、おもむろに水に墨汁を落としてみたら、とてもきれいに拡がっていきました。そのときこのテーマで研究することを決めました。大会では「水溶液の粘り気」と墨汁の動きの関係性について、拡がり方や形状に注目して調べた結果を発表します。

【発表に向けての意気込み】

私は研究をしていて、予想と違う結果が出たときが楽しいと感じます。それは新しいことを見つけられたからです。発表で研究に指摘を受けるのは怖いけど、いろいろな人と交流して、新しい発見につなげたいです。

【こういう人に見に来てほしい!】

結果を考察して次の実験を考えるのが好きなので、一緒にディスカッションしてくれる人に来てもらいたいです。様々な視点の意見を聞ければと思います。

 

サイエンス・キャッスルの特徴:教員同士の情報交換を応援!

聴講する学校に実施を広げるため、口頭発表では生徒の発表だけでなく、引率教員から感想やフィードバック、生徒の成長などのコメントをいただいています。昨年度の参加学校間では、研究試料の提供などの連携も生まれてきています。生徒の発表はなくとも、ぜひ研究のタネを探しにきてください。

参加申込はこちら ウェブサイト http://s-castle.com

 

開催情報

サイエンス・キャッスルin Tokyo【日時】 2013年12月21日(土)【場所】 すみだ産業会館(東京・錦糸町) サイエンス・キャッスルin Osaka【日時】 2013年12月23日(月、祝)【場所】 追手門学院 大阪城スクエア(大阪・天満橋)

WEB情報

ウェブサイトhttp://s-castle.com     詳細はウェブサイトをご覧ください

 

今年のサイエンス・キャッスルでは100以上の研究テーマが発表されます

サイエンス・キャッスルは、自分たちの活動成果を発表し自信を持つ場所であり、レベルの高い発表をする同年代に生徒同士が刺激を受け次の

目標を持つ場所です。また、生徒の研究をサポートする教員にとっても新たな研究のネタ探しや情報交換の場所となることを目指します。

 発表タイトル(一部)

東京●自作した錯視をおこす作品の展示、説明●授業中の居眠りに関する研究~居眠りをしないためにはどのような対策が必要か~●コンクリートによるリン酸系イオンの吸着についての研究●イチゴの品種改良●天文部の活動報告2013●ヒト細胞を使った培養研究実験 ~細胞にどんな影響を与える素材があるか~●牛久の自然

●ABO式血液型とドーパミン関連遺伝子多型の関係

●里山におけるホタル・サンショウウオの生態と生育環境

●蚕水操り品種の繭構造の解析

●生分解性プラスチック分解菌を探してみよう

●-生きるか、死ぬか- ウスバキトンボの旅を追った

●ゲル状物質の放射線遮蔽効果

●プラナリアの条件反射獲得実験

●手に付着する細菌に対する洗浄と消毒の効果

●アトピーの海水治療の科学的根拠の解明

●ペーパーディスク法による天然防腐剤の抗菌効果の測定

●ソックスレー法を用いた抗菌食材の辛子油成分量と抗菌効果の比較

●ペーパーディスク法による香辛料と調味料の抗菌効果の測定

●川越の土からプラスチック分解菌を探せ

●プラナリアの自己消化のしくみ

●人工物の環境毒性

●味覚に影響する要因

●甘利山の土壌環境調査

●ヒレの形状で変化する推進力について

●プラナリアの光走性

●大腸菌の糖鎖とコロニー形成

●海藻バイオマスのゲル化

●木質バイオマスと海藻バイオマスの比較

●合宿とフィールドワークによる生物多様性

●相模川水系の変異原性評価

●ミドリムシの研究

●放射線って何?

●クローンについて

●乳酸のケミカルサイクルに関する研究

●日向の植物と日陰の植物は何が違うのか?

●石垣ディスカバリーサイエンスキャンプ環境研究報告

●Arduino+Xbeeによる力学台車のリアルタイム運動解析~モデルロケット搭載に向けて~

●タンポポの系統解析

●地震研究の最前線を学び、私たちにできることを考え実践する

●流れ星の観測結果より地球大気の構造を考える

●ビオトープを通じた環境への取り組み

●石神井川とビオトープの池の水質調査

●水中に滴下したときの墨汁の動き

●SPP連携講座「付加体地質学―城ヶ島の地質―」

●都心での天文学

●地学部の活動報告2013

●造岩鉱物をさぐる 輝石・角閃石・石英の光学特性-

●三浦半島の地震の痕跡をさぐる

●流星の電波観測 事始め

●ニホンミツバチの行動と地域の自然

●醤油を科学する

●白血球貪食能の温度依存性変化 ~発熱は体の防御機構~

●ミミズによる食品廃棄物を使用した堆肥作成の研究~捨てればゴミ、使えば資源~

●アブラナ科植物の耐塩性に関する研究~津波による塩害農地を救え!~

●植物の体細胞分裂に関する研究~なぜニンニクは10:30に分裂するのか ~

●ダンゴムシの交替性転向反応

●北海道における酸性雨の調査研究(その他部活動の紹介)

大阪●Research of natural forest in World Heritage Miyajima●50m走を速く走るには●暗記をするのに効果的な方法は?●月の写真が解き明かす公転の秘密●無線電力送電技術について●サリチル酸を用いた合成条件の検討について●ウミガメの産卵観察について

●大住中ほしものがたり

●放射性廃棄物の処理問題についての考察~未来に向けた高校生からの提言~

●福島第一原子力発電所事故を総括する

●洗濯酵素に関しての研究(仮)

●月から地球を見上げよう

●木星への移住計画

●サリチル酸骨格を有する蛍光物質の合成

●クマムシの不思議 体腔球から循環系システムを考察する

●農業活動が水環境に与える影響

●傷ついたカワニナの生態を通して身近な水路の環境を知る

●トマトジュース培地における麹菌とクロカビの耐塩性について

●形態と遺伝子解析に基づく広島県産セトウチマイマイの地域差

●トウモロコシのC4回路は二股か!?

●ダイコンのストレスと環境条件Ⅴ

●アレロパシーを探せ!

●プラナリアの学習と色彩

●四苦葉苦 ~葉の中の空気を測定~

●2004年から2013年の観察結果よりみる久美浜湾の水塊特性―京都府最大のラグーンの閉鎖性がもたらす環境特性―

●京都久美浜における10年間のアカネズミの個体群動態―環境変化の影響―

●京都久美浜湾における10年間のプランクトンの個体数の相対的変化の要因とその影響

●2種類の骨格標本作成法について

●バイオマスの有効利用方法の探索

●ペーパーディスク法による天然防腐剤の抗菌効果の測定

●ソックスレー法を用いた抗菌食材の辛子油成分量と抗菌効果の比較

●ペーパーディスク法による香辛料と調味料の抗菌効果の測定

●海洋生物と人間の共生を探ろう

●DNAからタンパク質を合成しよう

●ハエトリソウの捕虫反応と記憶

●走査型電子顕微鏡を使った微細構造の観察

●大和川の水質調査について

●外洋と内湾の生物分布(仮)

●茨木工科高校、宇宙をめざす(缶サット~ハイブリッドロケット)

●なぜ,石川にアユとウナギがいないのか?

●円運動する自走式ロボットの製作

●富田林におけるホタルの生息状況の変遷

●スッポンとニホンイシガメの骨格構造の比較

●静電捕集法による大気中のα線の検出

●霊長類学入門 ~ニホンザルのコミュニケーション~

●アミラーゼを多く含む食品の探索

●凍らせたジュースの融けはじめは何故甘いか

●天野川の水質調査

●光屈性の意義

●科学が人間の歴史の中で社会に及ぼした影響

●星のある夜 ~a starry night~

●石垣ディスカバリーサイエンスキャンプ環境研究報告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※発表タイトル・内容は変更になる場合がございます

 

企業・大学サポーターによる特別企画

リバネスとともに中高生の研究を応援する企業・大学による特別企画を用意しています。研究者や現役の大学院生から直接最先端の研究を聞けるチャンスです。発表校以外の教員・生徒もぜひご参加ください。

 

参加団体・企業

麻布大学、石垣島子育て道場、追手門学院、大阪工業大学、オリンパス株式会社、京都産業大学、近畿大学、東京農工大学、日本生物物理学会、ロート製薬株式会社

顕微鏡写真コンテスト受賞作品特別展示 東京・大阪オリンパス株式会社「顕微鏡写真は、科学と芸術の結合を生み出す」の考えのもと、毎年顕微鏡写真コンテストを実施しています。世界60以上の国や地域から寄せられた作品から選ばれた、受賞作品を展示します。ミクロの世界が見せる美しさにぜひ触れてください。17-2
特別講演 東京「獣医学研究の魅力」麻布大学 獣医学部 新井 佐知子 講師私たちの食卓を支える「養豚」について、生命科学の視点で迫り、日本養豚学会奨励賞などを受賞し、宮崎県の口蹄疫発症現場で活躍した内容を基に、獣医学研究の魅力を紹介します。
サイエンスカフェ 大阪大阪工業大学 工学部 生命工学科 宇戸禎仁 准教授生命科学とものづくりが融合した、新しい医療技術や、電子材料について最先端の研究者がお話します。コーヒー片手に、研究の世界や、実際を覗いてみませんか?
研究井戸端会議 東京〜センパイ科学者と本音トーク〜参加大学:麻布大学、東京農工大学学部や大学院で学ぶセンパイ科学者達が、自分の研究のおもしろさを分かりやすく伝えます。大学で行われている最先端の研究の世界に触れ、将来の自分を描くきっかけにしてください。
OBセミナー 大阪福幸豚ファーム 農場長 福田裕士麻布大学 獣医学部を卒業し、沖縄で自ら理想とする畜産のしくみを作っているOBから、大学での経験と今の仕事への活かし方や、畜産に対する熱い想いを語って頂きます。
サイエンスツアー紹介 東京・大阪石垣島子育て道場沖縄県石垣島。この島には珊瑚礁やマングローブ林など特有の自然とそこに根付いた生活の知恵や文化があります。これらをサイエンスの視点から解き明かす教育ツアープログラムをご紹介します。

 

同時開催

すみだサイエンスファクトリー 主催:墨田区

サイエンス・キャッスルin Tokyoと同会場にて、東京都墨田区の4つの町工場が、学校の科学の学びと「ものづくり」をつなげた実験教室を実施します。

【対象】中高生(各教室 定員10名) ※事前申込制

【詳細・申込】サイエンス・キャッスルウェブサイトからご覧いただけます

【教室紹介】所要時間90分程度

①プラスチックの科学:素材や接着の性質を学びながらオリジナル貯金箱作りに挑戦

②型抜きの科学:様々な種類のウレタンを型抜き、加工したオリジナル作品に挑戦

③革の科学:草の染色を体験し、本革パスケース作りに挑戦

④金属の科学:金属の性質を学び、本物の金型を使った金属製の文具作りに挑戦