プロの研究者としてこの先の人生食っていこうと思っているなら

プロの研究者としてこの先の人生食っていこうと思っているなら

少し前にこんなブログが話題になっていた。

「傷つかない技術」を体験した授業

舞台はアート&ビジネスという授業。数ヶ月頑張ってコミットしてきた課題を、ある日授業に出ると先生が俺に見せずに破り捨てろという。

当然、全力で取り組んできた生徒は怒り狂ったりもするのだが、出題者である先生はこう言うのだ。

「私はこの学校は非常勤で、別にちゃんとデザインと写真のビジネスで生計立ててるから次のクオーターここで教えることができなくなっても一向にかまわない。ただ、みんなプロのデザイナーとしてこの先の人生食っていこうと思っているなら、こんなことは日々起こること。これでショックを受けてやる気をなくしているなら、クリエイティブな職種に向かないから違う道に進んだほうがいい。クライアントの中にはアイデアや作品を見ることもなく破り捨てる人もいる。わたしもそんなこと毎日のように経験してるぞ。」

研究者に当てはめるとどうだろうか。

今まで頑張ってきた研究が、ある日突然一つの結果でひっくり返される。

先行してやってきたはずなのに、まさしく同じ領域の他の研究室から同等の論文が出てしまう。

努力は必ずしも報われる訳ではない。

ただ、努力が水の泡になった時に、ふてくされてやめてしまうのではなく、それを乗り越え続けた先を見ることが出来るかどうかという事なのだろう。

自分に置き換えて考えてみたらどうなりますか?