甘やかされないインターンシップのススメ
前回の記事でドワンゴの入社試験受験料の話と、「本気で受けるべき10社」を決めるための自己との対話力の話をしました。
「入社に受験料は必要!?不要!?」
ここで、「自己との対話力」を就活前に鍛えた方が良い、というお話をしたのですが、まさに私は就活前に経験させてもらったことが
自分のキャリア形成に大きく影響し、人生を決めました。それが、今の会社、リバネスでのインターンシップでした。
今はインターンシップは就職活動の流れの一つに入っているくらい浸透しました。中高生のときから職場体験的に行うものもあるし、サマーインターンをして、そこから企業を選ぶ参考にしますね。しかし、インターンシップは企業選びの参考以上の価値をもたらしてくれることがあります。
経団連では
産学連携による人材育成の観点から、学生の就業体験の機会を提供するために実施するものである。したがって、その実施にあたっては、採用選考活動(広報活動・選考活動)とは一切関係ないことを明確にして行うこととする。
としているので、最近では学年問わず、選考に関係ない、とする企業が増えてきました。
就活をする学年でなくても良質のインターンシップを選べば、みなさんに大きな価値をもたらしてくれるでしょう。
良質なインターンシップの一番の価値、それは「甘やかされない大人として対話ができる」ことでしょう。
それは大人と同等に仕事ができるようになる、ということを意味しているのではありません。一社会人として
一組織のメンバーとして、なぜそれをするのか? その行動がクライアントとその組織に何をもたらすのか?
考えて、決断し、行動する。そこにクライアントや組織にとっての価値が存在しなければ、その行動はノー。
学生といえども、それくらいの責任が発生する。それがインターンシップ生になる、ということだと思います。
逆に言うと、お客様扱いをしてしまうインターンシップでは本来ダメなのだと思います。
私は企業人事の方と接する中で、また自分自身がインターンシップを運営する中で、多くの事例を研究してきました。
サイバーエージェントの開発合宿型イベント「テクノロジーキャンプ」や
日本ロレアル株式会社のロレアル ブランドストームや長期インターンシップ
ノヴァルティスファーマ株式会社のバイオキャンプ など「ガチ」なインターンシップはたくさんあります。
そういう「ガチ」なものにこそ、成長があると思います。
私が経験したリバネスのインターンシップについて、まずはご紹介することにします。