理系の海外留学:大学院4年目~卒業 あなたの競争相手は肉食獣
Candidacy Exam通ると、あとは研究して論文出せばフィニッシュです。
あとは楽勝って、そんなわけなく研究的にはここからが本番。
結果をださねば、卒業できない。
卒業した後の進路もfixせにゃならない。
研究しながら職を探すフェーズに入ったアメリカの大学院生達のatitudeの話。
基本は家と研究棟との往復
そりゃ博士後期で専攻分子生物学といえば、お決まりのコースですよw
僕は日本でほとんど研究生活を送ったことがないのですが、大学の同期からの話を聞くに、大体「家と研究棟」との往復だと。
アメリカの大学院生の生活も日本と似たようなもんです。
日本で言う飲み会がパーティーに変わるくらいで。
その頃のルームメートがCGの研究者で、アート系の人達と仲よかったので、たまには賑やかなパーティーをしましたが、、大体この時期は万国共通のpublish or perish (論文出すか、滅びるか)な世界。
違いは自分を売り込む感覚
決定的な違いが1つ、それは自分を商品として売り込んでいく感覚です。
アメリカに来ている外国人は、なんとかならなかった時に帰るとこがない位の勢いで必死に売り込みます。
かたやこのステージまで残ったアメリカ人はエリートです。
こっちはこっちで、自分のスペックで給料が決まり、自分が今選んだステージで次にどのステージにいけるかが決まることを知っている。
できるだけ高いステージにいくことを嗜好するのが当然という感じ。
だから、研究時間の合間をぬって、自分の研究棟にお目当ての研究者が来たらきっちり就職したいというアピールをしますし、インタビューを受けに各地を行脚します。
つまり、あなたの競争相手は肉食獣
この前、3年ぶりくらいに大学院の同期にカリフォルニアで会ってきたんですが、「どんなにいい大学でも小さなマーケットにいたら、刺激も人の目に留まる機会も少ない。でも、大きなマーケットに来たら自分を伸ばしてくれる何かに出会える確率は高くなる。それがカリフォルニアに来た理由なんだよねー」と言っておりました。
「Googleがagingの研究はじめたし、次はカリフォルニアらしくgoogleにステップアップだな」みたいなことも考えている様子。
そんなキャリア観がいいか悪いか、その僕の同期が出来るやつかどうかは置いておいて(実際頭いいんだが)、今大学・大学院で研究をしている若い方は、そんな肉食獣みたいなやつが競争相手ですということは認識しておくべきじゃないかなと思います。