リケジョは売り手市場!?

リケジョは売り手市場!?

就職活動が本格化して1ヶ月経ちましたが、リケジョ(理系女子)はどうやら売り手市場にあるようです。

日経ビジネス

過熱する「リケジョ」争奪戦

■女性視点で製品をつくる必要性が認識されはじめてきた

■理系助成は手に職意識が強いので長く働く傾向にある

というのがリケジョ人気の理由だそうです。

理系女子ってもともと男性社会の中で生きてきた人が多いと思うので(特に工学系)、特段意識することはないかも。

それも働きやすくていいのかもしれませんね。

企業も様々なリケジョイベントを開催しているようです。

先日、この記事にもある外資系自動車エンジンや工具で世界シェアを誇るボッシュ・ジャパンで理系女子向けキャリアゲームを開催してきました。

イベントは理系女子に起こりうる仕事やライフイベントを人生ゲームで体験しながら、実際のリケジョライフをシミュレーションするというもの。

ボッシュの女性社員さんたちに1人1テーブルについていただいて、「実際の仕事ではどうなの?」とか「こういうときみんなはどうしているの?」という会話をしながらゲームを進めます。

通常のキャリアイベントと違って、ゲームではプロジェクトに参加する、とかMBAを取得する、とか自分で実際の社会人に起こることを経験しながら ライフイベントが起こってくるので、ゲーム上で選択の瞬間を体験できます。そうすると、多くのイベントで聞くであろう先輩リケジョのお話もただのモデルケース、というだけでなく、自分だったらどうするか、考えながら聞くので、よりリアルに頭に入ってくるようでした。

面白かったのは20代で「結婚しない」「子どもを産まない」という選択をした人がちらほらいたこと。まだ20代前半の人も多かったのであまり実感が沸かなかったかもしれません。そうすると30代や40代になるまで結婚のカードを引き当てられない人も中にはいて、でも、自分では最初に「いつか結婚する」「子どもを生む」と思っていたようなので、「タイミング」って大事なんだな〜とか、あっという間に歳は過ぎちゃうんだ!という感想を持つ人もいました。

ボッシュの社員さんたちと接して思ったのは「ダイバーシティ」の重要性。女性登用とか男女機会均等だけでなく、海外の人や、障害を持つ人など多様性から良いアイデアや働きが生まれる、その一部としての女性登用である、という考え方が社内ですごく浸透してるんだな〜ということ。そして女性が働きやすい環境が非常に整っています。ご主人の転勤に合わせて海外勤務を経験された方、入社2年目で出産して、時短勤務で働いていらっしゃる方、結婚してMBAスクールに通いながらキャリアアップを目指されている方、女性という区分1つとっても、いろんな方がいて、それが普通のことで、それぞれがそれぞれをみて、どうしよう、という感じもなく。多様性が認められている会社、という雰囲気がしました。

社会人になって、いろんな女性を見て思いますが、社内制度の心配は、いまどきあまりしなくていいんじゃないかな〜。あるから完璧平等に働けるというわけじゃないし、価値観が違う人はたくさんいると思うんです。でも仕事なんてお互い様、助け助けられる関係を築けるかだし、それをいつ、どう活用してどう働けるかは結局一人ひとりが決めて動かないといけないことです。ずっと考えてたって仕方ないときもあるし、タイミングを考えた方がいい瞬間もある。それぞれが柔軟に自分をみつめ、行動できることが、良いキャリアを築いていく鍵なんだろうと思います。気にしすぎず、でも考えつつ、ですね。

そして私も含めですが、周りの人はできるだけ状況を理解しようとコミュニケーションをとることですね。

理系女子にとって今は追い風!夢中になったらまっしぐらで、誰にも負けない専門性を持つ、リケジョの実力を社会に見せてやりましょう!