とりいそ「科研費ハンドブック」読んどけyo

科研費ハンドブックって知ってました?
科研費についてスケジュール、応募資格、種類などさくっとまとまってますので、これから研究者になろうとしている大学生や大学院生は目を通すとよろし。

https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/15_hand/data/h25/kakenHB1304.pdf

 

科研費の位置づけ

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そもそも論、科研費というのは「研究者の自由な発想に基づく研究」について与えられ、それは競争して獲得するものですよーということですね。
所謂、お上が定めてるお題目があって、その目的を達成するためのものではないと。
研究者自身が設定した「問い」があって、それを解決する研究に対して与えるものってことですね。
つまりは、他の研究者とざざっと申請書を並べてみた時に、一目で独創的だなとわかる「問い」を持った研究であることが採択の必要条件かなと思われます。

科研費と研究者のライフサイクル

10月中旬には研究室の先輩たちや先生がピリピリしてきているんじゃないでしょうか?
僕は日本のラボに属したことがほとんどないんで、その感覚は想像でしかないんですが、科研費申請の大きな締切の一つが11月の頭にあるのがわかると、そう感じます。

科研費獲得って企業でいう営業みたいなもんで、獲得できないと満足な研究活動ができないのです。
また、3年のグラントが獲得したとして、すぐに3年後のことを考えるのが研究室主催者。
つまり、研究者のライフサイクルはかなりの部分、この科研費に左右されています(いいかわるいか別として)。

というわけで、あんまりグラントやら制度のことばかり気にするのも考えものですが、研究者を目指すなら教養として科研費のことは知っておくが吉なのです。

以上画像引用はhttp://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/15_hand/data/h25/kakenHB1304.pdfから