アメリカでは文系離れが進んでいる

アメリカでは文系離れが進んでいる

こんなPostを見かけた。

 

名門大学では学科の閉鎖にまでは至っていないが、文系学生数の減少は深刻だ。ハーバード大学の調査では、入学時には人文科学を専攻すると答えていた学生のほとんどが別の専攻に移っていることがわかった。現在、大学側は1年目の人文科学プログラムを組み直して、学生の興味をつなぎとめるよう取り組んでいる。また、プリンストン大学やスタンフォード大学では、文系の学生を集めるため、人文科学に興味のある高校生向けの講座を始めている。

どうやら、アメリカでは文系離れが進んでいるらしい。学科の閉鎖が起っているという事だから、激動といえるだろう。
その理由の多くはこの一節に集約しているように見えた

>景気低迷の影響で、大学は教養を身につける場所というより、就職の準備をする場所として意識されるようになったからだ。

日本ではどうか?

理科離れを発端とする理系離れが取りざたされる事が多い。文系離れについて言及するような資料はあまり見当たらないようだ。

日本では今のところ、就職活動に際して理系のアドバンテージはそれほど大きくない。就職の推薦枠みたいなものはあるが、それくらいだろうか。
(*採用という面で言うと、リバネスで様々な企業とやりとりをする限りにおいては、理系のとがった人を欲する企業は少なくない)

就職については、一括採用の是非が色々な所で議論されはじめているし、徐々に変化が生まれてくるように感じる。

大学で勉強したことを企業活動に直結させられる様な事になるのであれば、日本でも文系より理系だよねという事になるのかもしれない。

閉鎖を決めた学科も…米国で止まらない大学生の「文系離れ」 ニューヨーク・タイムズ(USA)より | World Biz News | 現代ビジネス [講談社]