日本の未来の為にも自動運転は欠かせない

日本の未来の為にも自動運転は欠かせない

夢の自動運転車、開発アクセル 実現なら…事故が激減、渋滞も緩和 (SankeiBiz) – Yahoo!ニュース BUSINESS


過去にGoogleの自動運転車の事を書いたこともあるのですが、この分野については興味津々です。

テクノロジーの進歩によって人間がやらなくてはならない事は減っていくはずなのですが、意外と減ってないんじゃないかなとか思いませんか。特に運転は人によっては人生の中でそれなりの時間を投資せざるを得ないものだったりします。都心と違い、地方では車がないと生活できないとまで言われていますから、運転したくてしているというより運転せざるを得ないという人もそれなりにいるでしょう。自分は運転中に眠くなってしまうので、最近は運転してないのですが、地方在住だったらと思うとぞっとします。

運転については、ひとりひとりの技能が違う、体調については一日ごとに違ってくる等、安全に運用するには変数が多すぎる分野です。そりゃ事故も起きます。挙句の果てに飲酒運転という悪意の存在。安全とは遠い存在なんですね。最近では、緊急停止機能が備わってきたりと、徐々に人の犯しやすい間違いを機械が判定して事故を防ぐという流れになってきましたが、個人的には指示しています。

そして、自動運転化が実現するにあたって割りと重要なのはこれです。

 一方、無駄にアクセルを踏んだり緩めたりする回数が減るため、燃費向上や渋滞緩和にもつながる。昨年3月には独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が縦一列に並んだトラックの車間距離を一定に保って自動走行するシステムを開発。これにより燃費が約15%向上する実験結果を得た。

そう、無駄が減る。燃料の無駄が減るんですよ。15%向上ですよ?

「1人当たりのガソリン消費量」世界各国の様子が一目でわかるグラフ(こちらよりグラフ引用)

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日本のガソリン価格は比較的高めに位置していますが、消費量が15%減るのです。それによって得られる経済効果はそのままに15%減る。素晴らしい経済効果を産むと思います。GDPとしてはガソリン消費量が減るのでもしかすると減るのかもしれませんが、これによって例えば運転を辞めるか迷うようなお年寄りでも外にでることが出来るようになるなど、QOLという意味では向上するでしょう。更には高齢化社会の日本で、自動車というインフラが生き残るかどうか、重要な技術なはずです。

ガソリンなんて輸入している訳ですから、国民の財産の流出を15%防ぐ事が出来るのであれば国益にも叶うはず。

今まであったものを根本的に替え、それによってより良い社会が生まれる可能性を提案するというのは、僕が子供の頃にドラえもんやいろいろな絵本などを通じて感じていた世界だなと、このニュースを見て思い出しました。

エネルギーに関する事象というのは、日本にとっては大きなニュースになりますね。(エネルギー資源国にとっては不都合な真実かもしれませんが)