国立大学と私立大学の違いって?
2014年1月24日、関西大学で開催される「関西4私大生命科学シンポジウム~相同と相似.由来の違いを乗り越えながらの私大連携~」というイベントに参加してきます。
ところで、国立大学と私立大学の違いってなんでしょうか?
改めて考えてみると、案外漠然としか認識したことがなく、私は明確な答えを出せませんでした。
いろいろ調べてみると…
わかりやすいところでは、完全にイメージな部分もありますがこのようなイメージが出てきます。
【国立大学】 【私立大学】
・ 学費が安い ・学費が高い
・ まじめ(な印象) ・おしゃれ(な印象)
・ 画一的 ・個性的
私立の方がビジネス視点により、全体的にサービスがいいなんていう視点もうなずけます。
一方で、なるほどと思ったのが、成り立ちから見た違いでした。
国立大学は、明治初期に国を運営していく人材を要請していくことを目的に設立・整備されてきたのに対して、私立大学は八重の桜でおなじみの新島襄や福沢諭吉などによって、社会の必要性に応じて設立・整備されてきた。国立大学は官主導であり、私立大学は産主導(もしくは民主導)によるものという考え方で、だからこそ国立大学では国家公務員を育成するし、私立大学では産業界のリーダーを育成することがベースになっている。
他にも、なんとなく感じてはいたけれど…という視点が幾つかありましたので是非調べてみてください。
毎年トムソン・ロイターから発表される、世界大学ランキングでは、私立大学が上位を占めています。一方で、日本では国立大学優位が続いています。文化的な違い、由来の違い、様々な要素が絡み合うテーマなので、単純に世界と日本を比較はできませんが、今後、日本の私立はどのような立ち位置になっていくのか?関西圏を代表する4つの私大が進める連携は、その試金石になるのかもしれません。