30歳若手女性研究者が快挙!iPSを超える万能細胞(STAP)誕生か?
酸の刺激だけで万能細胞作製 新型「STAP」理研が成功
理研、万能細胞を短期で作製 iPS細胞より簡単に というニュースがソーシャルメディアを駆け巡った!
遺伝子導入で初期化を図るiPS細胞に対して、弱酸性の刺激で初期化を起こす細胞をマウスで作成することに成功したという。
しかも、それを成し遂げたリーダーが、30歳、学位取得2年目の女性だった、というのだから研究界の驚きは半端ない。
今回快挙を発表したのは理化学研究所の小保方晴子さん(30歳)。
刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得(STAP)細胞と名付けられた細胞の、外部刺激での初期化の説は、5年前から温めていたという。
今後、ヒトの細胞でも同様の手法で万能細胞を作成可能なのかどうかが世界中で検証されるだろう。
またSTAP細胞を副腎皮質ホルモン入り培地の投与で胎盤への分化能を失う代わりに高い増殖能を得るという点に関して、どのような細胞の変化が起きているのか、また通常の発生過程の中でも起きている変化なのかどうか、など基礎科学の視点からも興味がわくポイントが理化学研究所のリリースから覗ける。
TwitterなどではiPS細胞の山中教授に続いてノーベル賞もありうるのでは、という時期尚早な気もするつぶやきが流れているが、まずは今後の再試や万能性の検証、分化誘導方法の検証等の報告が待たれるところだ。
30歳という若きPIがもたらした衝撃が本当に世界を巻き込む波となるのか、続報に期待したい。