研究室配属前の理系のための、はじめての学会

研究室配属前の理系のための、はじめての学会

学部生の春休みといったものはとても長いものです。
その長い春休みを有効に使おうということで、今回初めて学会に行ってきました。
このブログの記事はこの春から学部3年生になる私が、2年終了時にいった学部生目線でのルポです。
研究室に入る前の理系な方は是非イメージを膨らませてみて下さい。

 

まずは出席した学会の基本情報

私が今回行った学会は「日本ゲノム微生物学会」の年会でした。
この学会は,2007年に発足した学会です。
発足した背景としては、微生物ゲノム配列の情報交換からの統合的な研究の必要性があったからだそう。

以下年会誌より引用。

本年会は,微生物学に関する基礎から応用までの広範な学問領域の研究者の参加により,我国のゲノム微生物学研究のさらなる振興を図るとともに,若手研究者の育成を行うことを目的としています。

といったように、目的が定められています。

若手研究者の育成をしてもらいと、私乗り込みました。

 

学会出席前に思っていたこと

学会の基本情報はそこまでとして・・・
次に私が今回の学会で思いめぐらせていたことを下に。

  • 研究者がごった返していて、何かしらの議論をしている
  • ポスター前には作成者が立っている
  • 何か食べ物が出るらしいw

以上ざっくりしたイメージ。

また、これらを前提としてどうやって皆さんに話しかけようかと、イメージトレーニングしていました。
将来のための指針とかを研究者に聞きたいわけです。

 

学会に出てみての実際&要望

実際に出席してみたら驚いたことがいくつか。。。

  • ポスターセッションの参加者が思ってたより少ない(ポスターだけで人立っていない場合あり)
  • 企業や,研究所の広報の方々もポスター前に立っていた
  • もっと甘いものがほしい(予想に反して、クッキーとか食べ物がなかった件)

参加者が少なかったのはもしかすると、私が平日に出席したからかもしれません(これはしょうがない)。

企業や研究所の方が思ったよりいたことで、話を活発にすることが出来ました(案外ここねらい目)。
実際学部生で1人学会に乗り込むと知り合いがいないわけで、結構一人孤独なのです。
ある研究所から営業でいらっしゃった方から話しかけてもらえたので、そこで私の緊張が解けたような気がします。
大学院や留学に際してのアドバイスを頂けて、当初目標も一応達成。
留学を考えている私にとっては有益な情報を得られたと思います。
留学にあたって気を付けるべき点も教えていただきました。

しかし、あたしは思ったのです・・・
甘いもの、なんかクッキーとか置いといてほしいなと。
脳を活性化するために甘いものは必要だと思うのです。
何か簡単なお菓子を置いておくと,みなさん喜ばれますし、脳も喜ぶと思います。
今回は学部生の特権で学会に無料で入らせて貰ったのでいいすぎるのもなんですが。。。

で、実際のポスターセッションで学んだことなんですが、学部生の私がすでに勉強した内容もありました。
けれど、現場でその内容を思い出せないといった悔しい出来事がありました。
ここら辺をしっかり勉強しながら、次回はクリアしたい。
学会に自分も参加者として出かけて、研究についてバリバリディスカッションしたいという欲求も出てきました。

改めて自分自身が勉強することの必要性を感じた、というのが今回の学会出席の一番の収穫。

学生の本業はちゃんとしなければならないですね。