2014 年9 月、最強のものづくり人材が東京に集う
─ものづくりベンチャー育成プラットフォーム「Tech Planter」が世界戦へ─
「Tech Planter」はものづくりベンチャーに特化した経営・開発支援を持つ育成プラットフォームだ。2013 年に始動して以来、これからのものづくりをリードする人材やチームを発掘し、育成することを目的として様々な活動を行っている。今回は2014 年3 月に開催されたビジネスプランコンテスト「第1 回Tech Plan グランプリ」の様子とともに、2014 年9 月21 日に開催が決定した「第2 回Tech Plan グランプリ」の見どころをお届けする。ものづくりへの熱い想いを持った研究者・技術者の挑戦を私たちは待っている。
会場を飲みこむ熱いプレゼンテーションの連続
2014 年3 月16 日に「第1回Tech Plan グランプリ 最終選考会」が開催された。優勝チームに与えられる500 万円の事業投資をかけて、エントリーした36 チームのうち、最終選考会に出場できるのは書類選考と面談の結果選ばれた10チームのみ。当日は各チームが、練り上げたプランとプロダクトがどのように世界を変えていくのかについて、熱くプレゼンテーションした。最終選考会に出場した10 チームのプランと製品を以下に記した。詳細はこちらから→http://techplanter.com/archives/3668
各チームの熱意がこもった製品がずらり。
プロダクトの種が世に出る仕組みを創出
厳正な審査の結果、最優秀賞に選ばれたのは清水敦史さんの「次世代風力発電機の開発販売及び電卸売事業」だ。受賞スピーチで清水さんは「ぶっちゃけますと私はビジコンが嫌いです。」と開口一番言ってのけた。今まで出場したビジコンでは、試作品を作ってから、もしくは会社を作ってから挑戦してください、と言われることが多かったからだ。参加者の専門性と、世界を変える「熱」を第一に評価するTech Plan グランプリは、従来のビジコンと一線を画し、グランプリ後にベンチャー起業経験のあるメンターとともに事業性について検討を重ねる。まだ芽吹いていないプロダクトの種やアイデアが世に出るための新しい仕組みとして、世界にも例がないものづくりのベンチャー支援が始まった。
次なる一手は世界とのマッシュアップ
開発スパンが比較的短いIT の世界を中心に、これまでベンチャー支援や育成は成されてきた。しかし、3D プリンターの登場などものづくりのかたちが変わりつつある今、シリコンバレーやシンガポールなどの起業が盛んな場所ではものづくりベンチャーが続々と産声をあげている。「第2 回Tech Plan グランプリ」はこのトレンドを日本でも体感できる場所となる。2014 年6 月19 日に「Tech Plan グランプリ・シンガポール」が開催され、優勝者は9 月21 日に開催される「第2 回Tech Plan グランプリ最終選考会」へと招待されるのだ。シンガポールの研究者・技術者が率いるテックベンチャーは続々とエントリーをしている。2015 年3 月にはアメリカチームの招待も予定しており、世界のものづくりベンチャーの知が、日本へと集まる体制が整った。この機会に是非Tech Plan グランプリに参加し、世界のトレンドを自分の目で確かめてほしい。