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リバネス丸幸弘の新刊 『ミライを変える モノづくりベンチャーのはじめ方』(実務教育出版)発売開始

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リバネス代表取締役CEO丸幸弘の新刊として、モノづくりベンチャーをはじめるときに押さえるべきポイントをまとめた『ミライを変える モノづくりベンチャーのはじめ方』(実務教育出版)が発売開始されました。IT起業の指南書には書かれていない、モノづくりベンチャーのコアを伝えます。

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<発刊によせて>
みなさんは、いまの日本においてモノづくりの哲学を合わせ持つ著名な経営者を思い浮かべることができるでしょうか?かつて、パナソニックの松下幸之助、ホンダの本田宗一郎、オムロンの立石一真など、名だたるモノづくり企業の創業者たちが活躍し、日本の産業を作り上げてきました。確かに、IT分野と比べると、モノづくりはリスクが高く、時間もお金もかかる。しかし、声を大にして言いたいのは、地球規模に広がる課題を解決できるのは、モノづくりだということ。一定の経験を積んで、世の中の課題が見え始めた30代〜40代のみなさんにこそ、課題から目を背けずに、それらを解決するためにベンチャーをはじめてほしいと考えています。
僕自身も15年前にリバネスというベンチャーを創業し、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」ために、大学時代からの友人である出雲充(株式会社ユーグレナ代表取締役)が目指す食料・エネルギー問題解決の仲間にもなり、本気で成長を望むモノづくりベンチャーたちのアクセラレーター・エンジェル投資家としても活動しています。
今回、その経験から見えてきた「モノづくりベンチャーのはじめ方」のコアを1冊にまとめました。ITで起業するための書籍が多い中、モノづくりベンチャーをはじめたいと思う方々に向けて、少しでもその一助になればと願います。本書を読んでいただいた方は、ぜひミライを変える仲間になってください。

2017年9月
丸 幸弘

本書に登場するベンチャーこぼれ話 profile 01


ユーグレナ出雲氏と著者である丸幸弘は、大学院時代からの友人でもある。学生だった二人が出会ったとき、ミドリムシで世界を変えるという出雲氏の情熱に突き動かされて、藻類研究者であった丸自身もユーグレナの仲間になることを決めた。当時を振り返りながらベンチャーの創業者に必要な考え方を伺った。

世界を変えるのは技術よりも使命感。

:ユーグレナはいまや巷でイノベーティブ企業といわれているそうですね。

出雲:そうなんですか。僕自身はそうは思っていません。本当のイノベーションは車だと思います。19世紀の後半、たった10年で、ウォール街を走っていた馬車が車に代わったんですよ。車は馬の延長線上にはない全く新しい考え方ですが、それがたった10年でウォール街を席巻したなんて驚きじゃないですか。でも、ミドリムシは、1980年からいろんな研究者が研究してきて、栄養失調をなくしたいとみんなが言ってきました。オリジナルのアイデアではないんです。

:アイデアがオリジナルではなくても、出雲さんは、バングラディシュに行って栄養失調の問題を自分の目で見た。そして、その課題をなんとかしたいと言い続けて、どんどん仲間を集めています。儲かるとか儲からないとかじゃなくて、疑問や怒りから生まれる情熱が使命感となって人を惹きつけているんですよね。

出雲:丸さんはずっとPDCAからQPMI(※イノベーションを生み出すための本質的な考え方)の時代になるといっていますよね。僕もその考え方にすごく共感します。なんで世の中はこんなに食べ物が有り余っている人と、栄養失調に悩んでいる人がいるのか、ずっと疑問を感じていました。

:研究者からすると、ミドリムシの大量培養は無理だと思い込んでいたけど、出雲さんから「誰もやったことがないんだから、できるかできないかはわからないじゃないか!」、と言われたときハッとしました。出会った頃から突拍子もなかったけど、僕は、技術ばかりに固執するのではなく、課題を解決して世界を変えたいという人がすごく好きです。だから出雲さんに巻き込まれようと思ったんです。

出雲:本当にありがたい話ですが、海外でも僕の拙い英語のプレゼンを熱心に聞いてくださる。話の上手い、下手は関係なくて、社会課題を解決しようという使命感を持った人の言葉は伝わるんだということがわかりました。英語が堪能な人を社長にしようとかグローバルリーダーにしようと考えがちですが、それはちょっと違うと思います。

株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充氏
最強のチームを作るために入り口をピュアに保つ。

:ベンチャーをはじめるときに一番大事なことはなんだと思いますか?

出雲:一番大事なのは入り口ではないでしょうか。事業規模が成長していく中で、後から変更できないことがいくつかあります。 その一つが初期のメンバーです。ユーグレナには、苦しい時にみんなが頑張れるような特別なしくみはありません。IPOするときはたった38人だった。でも、誰も苦労したとは思っていません。外から見たら悲惨だったかもしれないですけど(笑)。よく会社が一番苦しい時に団結できずにだめになることがありますが、入り口の段階で、なんのためにこの会社が存在するのか、同じことを言える仲間を集めることですね。その時に、リーダーは調子のいいことばかり言って嘘をついてはいけません。

:最初のピュアな培地をいかに維持し育てていくかということですね。リバネスも、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念に共感する仲間しかきていない。15年間ぶれていません。これからの日本は、チーム戦が重要になります。日本だけでは食もエネルギーもビジネスとしてはシュリンクしていく中で、世界と戦うためには、御社とか弊社とかいう固定概念を取り払って、一つの理念やミッションに集まる個人の仲間を増やしていくことです。日本企業が海外に買われていくのをただ見ているだけはもうやめにしたいですね。

出雲:僕はいま丸さんも含めて大勢の人に支えてもらいながら、栄養失調をなくすこととバイオ燃料をつくることをやっています。少し先の話になるかもしれませんが、それが実現できたら、今度は、支えてくれた人たちが本当にやりたいことを実現するチームのメンバーになって、また世界を変えたいと思います。

株式会社リバネス 代表取締役CEO 丸幸弘

(※)QPMIサイクル
リバネスが提唱するイノベーションを生み出すための本質的な考え方。質(Quality)の高い問題(Question)に対して、個人(Personal)が情熱(Passion)を傾け、信頼できる仲間たち(Member)と共有できる目的(Mission)に変え、諦めずに試行錯誤を繰り返していけば、革新(Innovation)や発明(Invention)を起こすことができる。

Q(Question):さまざまな事象から「疑問」や「課題」を見いだす
P(Passion):課題解決に対する情熱を持ち続ける
M(Mission):課題をミッションに発展させ、チームを作って取り組む
I(Innovation):チームの推進力により新たな価値の創出を目指す
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