何かに使えそう→振動発電センサモジュール「エレクトレット」
TECHNO-FRONTIER2014に行ってきました。
無線給電やマルチコプターなんかが目立ってた気がします。無線給電は規格争いですね。マルチコプターは色々出展されてましたが、カッコ良かったです。
千葉大かっけぇ pic.twitter.com/viXBgyl0fH
— 吉田丈治→ResQue (@geeorgey) 2014, 7月 23
さて、そんな中で、東京大学との産学連携プロジェクトであるエレクトレット環境発電アライアンスの出展が面白かった&使える気がしたのでご紹介。
あなたのハードに組み込んでみませんか?
エレクトレットって何?
半永久的な電荷を持つ誘電体(絶縁体)のことで、イギリスの物理学者Heavisideが永久磁石に倣いエレクトレットと名付けた。1920年代に当時日本海軍大学校の教官だった江口元太郎博士が、世界で初めて熱荷電法によりエレクトレットの作製に成功した。
エレクトレット電極に、電極を対向させると、誘導電荷が発生します。電極が振動でスライドすると、誘導電荷が移動し、交流が流れます。
展示されてたのはこれです。
2cm角無いかなくらいの素子なのですが、青矢印部分にパリレン多孔質ばねが仕込んであり、赤矢印方向に前後に動くと発電がなされます。
こいつを無線給電に使って、振動を受けると発電して電波が飛ぶデバイスが出展されてました。リモコンに使ってたな。
アイデアとしては色々出てきそうです。常に発信している必要の無いものに関しては、こいつをくっつけておけば最悪自分の手で振れば給電して電波を発することが出来ます。災害時なんか良さそうですね。(電波強度の関係があるのですぐ実用化というわけにはいかないでしょうが)
あなたのアイデアのスパイスにどうぞ。
デバイスが小型化されると、必要となる電力も小さくなる。
今までは大きなバッテリーが必要だったような事も、微細な運動によって生み出される電力でなんとかなるようになってくる。
時代の変わり目は、微細化によって生まれてるわ。
— 吉田丈治→ResQue (@geeorgey) 2014, 7月 23