バイオガレージセミナー 〜生体・組織イメージングの最先端〜

生体・組織内を可視化する技術の進歩によって、リアルタイムでのin vivoイメージングや、組織の深部の可視化が可能になってきました。

今回は、生体のin vivoイメージングで注目されている近赤外光を用いたイメージングについて、化学プローブ、蛍光タンパク質のそれぞれの観点から最新の研究内容について紹介いたします。
また、脳などの組織の深部まで一細胞レベルで観察するための方法として、手法開発が活発になっている組織透明化法の中から、最近発表されたCUBICについて紹介します。
プローブの観点と物理的なサンプル調製の観点から話題を提供することで、バイオイメージングの最先端を知ることができるセミナーです。ぜひ、ご参加下さい。

<概要>
・日時:2014年10月29日(水) 18:30〜20:30(開場18:00)
・場所:飯田橋御幸ビル4階 株式会社リバネス 知識創業研究センターセミナールーム
・アクセス:JR飯田橋駅、地下鉄飯田橋駅が最寄(https://lne.st/access/)
・最寄駅:JR飯田橋駅、地下鉄飯田橋駅(東西線、南北線、有楽町線、大江戸線)
・参加費:学生および大学院生(無料)、大学・研究機関の職員(1,000円)、企業関係者(4,000円)

<演題(仮)および演者プロフィール>
演者①
・花岡健二郎 准教授(東京大学大学院薬学系研究科)
・タイトル:新規蛍光団の創製から拓く蛍光イメージング
・プロフィール:2000年東京大学薬学部薬学科卒業後、2005年同大学院修了(博士(薬学))。その後、日本学術振興会特別研究員(SPD)を経て、2007年より東京大学大学院薬学系研究科・助教。2005年より米国テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターにて博士研究員。2010年より同講師、2011年より同准教授(現職)。現在は、生命現象の可視化や制御を達成する有機小分子プローブの創製を通して、生命の深い理解や創薬を目指している。

演者②
・三輪佳宏 講師(筑波大学基礎医学系)
・タイトル:近赤外光によるマウス体内の非侵襲イメージング
・プロフィール:1989年 京都大学理学部卒業後、1994年同大学院単位取得退学(博士(理学))。1994年より徳島大学歯学部助手。1998年より筑波大学基礎医学系講師(現職)。2004年〜2008年科学技術振興機構さきがけ研究者併任。現在は、多種多様な細胞が織りなす細胞社会の分子機構を解明するため、動物個体内の非侵襲蛍光イメージング手法の開発と応用に取り組んでいる。

演者③
・田井中一貴 講師(東京大学医学系研究科)
・タイトル:生体組織透明化技術 CUBIC
・プロフィール:2001年京都大学工学部工業化学科卒業後、2006年同大学院修了(博士(工学))。その後、理化学研究所 岡本独立主幹研究ユニット(ユニット研究員)、大阪大学産業科学研究所(日本学術振興会特別研究員(PD))を経て、2008年より京都大学エネルギー理工学研究所・助教。2010年より理化学研究所 生命システム研究センター 研究員、2013年より東京大学医学系研究科・講師 (現職)。現在は、細胞ネットワーク同定技術を開発することにより、細胞間のネットワークと個体レベルで表出する高次の生命現象の関わりを解明する研究に取り組んでいる。