リバネスと繋がりのある先生に聞きました→産学連携のプロジェクト経験率87%
研究成果を出すために「異分野とのコラボレーション」が重要視されはじめたり、大学の「交付金の減少」といった厳しい台所事情を反映して、「競争的資金・外部資金の獲得」が推奨されたりしています。そこで、「産学連携」の重要性が高まりつづけ、熱心な活動が大学・企業間で続けられています。産学連携というのは、ざっくり説明すると、研究を行ううえで、1つの研究室に閉じこもるだけでなく、企業を研究パートナーにしたり、研究成果を移転したりする取組みです。
筆者は、リバネスで「産学連携」を促すために大学と企業を引き合わせる”マッチング”や、どういう研究をするとよいのかという”案件のコンサルテーション”に関わる仕事、事業化や技術移転のための”ビジネスモデルの策定”に関わる仕事をしています。各先生方はいろいろな悩みがあったり、希望があったりするわけですが、実際のところどういう考えを持っているのでしょうか?
さて、今回、リバネスと繋がりのある先生方に「イノベーション・産学連携」に関してのアンケート調査を、バイエル製薬のオープンイノベーションセンターと共同で実施しました。大学の科学分野の研究者129名からアンケートをとりました。
気になる結果がこちらです。
【自身の研究で産学連携の経験はあるか?(共同研究、受託研究、コンサルティング、技術移転など)】
現在、産学連携のプロジェクトを進行中または予定している:62%
現在進行中のプロジェクトはないが、過去に経験した:25%
産学連携の経験はない:13%
有効回答129名
リバネスと繋がりがあるくらいなので経験率は高いだろうなと予想はしておりましたが、経験者の占める割合が非常に大きくなりました。
リバネスでは産学連携のきっかけをつくるリバネス研究費や、事業化支援を目的としたTech Planter、その他「ふわっとした共同研究の相談」なども承っていますので、自然と繋がりができる先生方は「産学連携志向」なのかもしれません。
このアンケート調査の結果報告を続けて更新していきます!
お楽しみに
【調査概要】
方法:webフォーム
調査期間:2014年11月15日〜11月30日
対象:全国の大学・研究機関に所属する20代〜70代の研究者 男女129名
※研究者向けの調査をご希望ですか?なにかインスピレーションが得られるかもしれませんよ。お問い合せください