【レポート】アントレキャンプDay2、研究・開発に挑戦中!(後編)

【レポート】アントレキャンプDay2、研究・開発に挑戦中!(後編)

中高生のためのアントレキャンプ、Day2のレポートです。
Day1のようすはこちら
Day2前編のロケットコースの紹介に続き、後編はDay2のFeel so Bio!コースの紹介です。こちらは、遺伝子工学技術を使ってマルチカラー生物をつくりります。Day2には、いよいよ遺伝子組み換えに挑戦です!

初日に、PCRによって目的の遺伝子を増幅させました。それを確かめるため、まずは電気泳動を行います。

マイクロピペットを使ってゲルにアプライする瞬間は、皆とても慎重な面持ちで取り組んでいました。
(水溶液のなかに置いた寒天の小さなくぼみに液体をそっと注入するので、寒天を破かないよう、はみ出ないよう丁寧に行う必要があるのです。)
DSC_1105TAのアドバイスも聴きながら、皆順調にこなしていきます。

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しばらくしてゲルを観察したところ、

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バンドが確認され、大腸菌を光らせる蛍光タンパク質の遺伝子はたしかに増幅できていたことが確かめられました!

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続いて、制限酵素(ハサミの役割)でプラスミド(遺伝子導入のための環状DNA)を切断し、増幅したDNA断片をライゲーション反応(糊でくっつける)で組み込みました。

DSC_1138できあがったプラスミドを大腸菌にヒートショック法で導入します。
(これで、光る遺伝子を大腸菌に組み込むことができるのです)。

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寒天培地に塗って翌日まで培養を続けます。

最後には、今回のアントレキャンプのミッションでもある「新しい”コト”を仕掛けよう」に対し、自分なら何に挑戦するか、社会にはどんな課題があるか、全員で意見を出し合いました。

 

 

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なお、Day2の昼間には、ショート特別プレゼンとして、現在首都大学東京にてスペースデブリ回収ロボットの研究をしている城戸彩乃さん(修士課程2年)に話をしてもらいました。

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彼女の研究内容は、スペースデブリを回収するための、ロボットアームの開発。もっともっと宇宙開発についてみんなに知ってもらいたいと考え、宇宙フリーマガジン『TELSTAR』を通した広報活動も行っています。

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さあ、アントレキャンプも残り2日間となりました。参加者一人ひとりが発言できるようになってきて、とても頼もしく思います。明日以降の両コースの研究・開発の発展に乞うご期待!

アントレキャンプ運営事務局