【大学生、大学院生】ゼミでの進捗報告、うまくいっていますか?
リバネス大阪事業所の環野です。私は人材開発事業部で、研究人材のキャリア支援や即戦力となるための人材育成に取り組んでいます。理工系のキャリアや研究生活、インターンシップについて主に発信しています。
今日は、研究生活につきものの報告発表について。先輩や先生の前での研究発表、とても緊張しますよね。研究発表のとき、どんなことに気をつけていますか?ときには、なぜそんな指摘を先生から受けるのかわからなかったりすることもあるでしょう。
リバネスのインターンシップの中でも、各プロジェクトの進捗報告を毎週行っています。毎週日曜日に全員で集まって、プロジェクト報告会議はリバネスインターンの伝統です。そこで、ビジネス現場での進捗報告の様子を少しご紹介することで、報告会議で成功するポイントを整理します。
インターンでは今、理科の王国準備真っ最中!
■理科の王国って何?
以下の企画にインターン生は参加予定。
5月30日(土)KANSAI GATE
体のふしぎ研究所「DNAを見てみよう!」
化学のまほう学校〜不思議な粉のなぞにせまれ!!〜
大阪大学 ヒカリのハカセ 光の遊園地「ヒカリーランド」ほか
6月14日(日)SUMIDA GATE & SHINJUKU GATE
umida ぼうけんの森〜未知の惑星探査にちょうせん
shinjuku サイエンス・オブ・ザワールド 世界の研究をめぐる ブースラリー
いずれもインターン生発の新企画。わからないことも懸案もいっぱいあります。そんな中、この会議では、先輩社員やインターン生たちからの厳しい指摘が飛んできます。
進捗報告、というとどうしても毎週や毎月のことになって、何を話したらいいだろう?と迷う人も出てきます。今日は報告したくないな〜ということもあるでしょう。
報告することがルールだからといってなんとなく報告していませんか。
1.相手の期待を読み取ろう
プレゼンテーションには場が用意されていることがつきもの。場が設定されているということは、そこにいる人たちに期待されていることがあります。ボスや先輩なら、前回こんなことがあったから、ここまで進んでいるだろう、など大きな流れを見据えながら報告を聞いています。そしてみなさんにどんな面白いしかけや、結果や気づきがあるだろうと「期待」しているのです。
私達は、進捗報告会議で以下のようなことを期待しています。
どんな目標でこの企画をやるのか
子どもたちにとって、クライアントにとって、リバネスにとって、
どんな意味のある企画になりそうなのか
目標達成のためにどんなアプローチをとるのか
目標達成はどのようにはかるのか
今週はどんな新しいことにチャレンジしたのか などなど。
1番ワクワクするのはみんなが考えた企画で子どもたちがどうなるのか、イメージできる事。サプライズプレゼントを考えていくようなものです。
2.自分の求めていることも明確にしよう
そのような中でよく新人さんとやりがちなやりとりがあります。「今の発表、どんな目的で発表したの?」「進捗を共有したくて」。
進捗報告自体は目的になりません。共有されてどうすればいいのか?それが明確でないと議論になりません。いいアドバイスも、懸案点の議論もできないでしょう。実は、一番よくわかってないのは、自分がみんなに求めていることが何か、ということなのかもしれません。
だから、どんな小さなことでも「こんな新しい取り組みをしてみたからそれをみんなにも使ってもらおう」とか、「今ここに悩んでいるんだけどみんなの意見を聞こう」とか、「授業の流れ決まったけどみんなどう想う?」とか目的をフォーカスして発表できたら、みんなも一生懸命議論に加わってくれるでしょう。
目的があればあるだけ、発表の中身は「具体的に」なってきます。進捗報告なのに、授業の中身がわからない、気づいたら毎回同じことしか言ってない、ということもなくなり、発表は楽しくなるでしょう。
リバネスでは、インターンシップを通年で募集しています。みなさんも研究室とちょっと離れた場所で自分を鍛えてみませんか?
プレゼンのポイントやコミュニケーションについてのポイントが学べる座学研修、5月17日から始まります。
理科の王国に今から参加できます。ショートインターンコースのご案内