ゆめちから栽培研究プログラム第四期 参加校募集
ゆめちから栽培研究プログラム第四期 参加校募集
敷島製パン株式会社
自給率200%プロジェクト〜自分と自分以外のもうひとり
パンの小麦自給率を変える「ゆめちから」を一緒に研究しませんか?
平成24年度から実施されている高等学校理科の新指導要領では、「理科課題研究」が単位科目として新設されています。しかし、生徒にあった課題設定の難しさに対する声も多く聞こえてきます。植物栽培研究では、社会的・科学的に意義のある課題を生徒に与え、科学的に探究する能力と態度を育てる「有意義な課題研究」を進めることができます。
社会と理科をつなぐ作物、日本を変える「ゆめちから」
植物栽培を行う際に重要なのは「どのようなストーリーと研究背景をもった植物を育てるか」ということです。生徒に身近であり、興味を抱かせ、研究を進めやすい植物体が求められます。本プログラムで対象にする植物は「ゆめちから」というパンに使える超強力小麦です。実は、日本のパン用小麦の自給率は3%しかありません。パンに使える強力小麦は日本では作りにくいとされており、日本の国内に流通しているパン用小麦は、そのほとんどを海外からの輸入に頼っています。そんな常識を変え始めているのが北海道農業研究センターで生まれた「ゆめちから」です。多くの農家でも栽培が始まり、徐々に作付面積も増えて来ています。しかし、学校で行えるプランター栽培では、どのような肥料のあげ方をすると高収量で高品質な小麦を収穫できるかはまだわかっていません。
植物栽培が課題研究に適している3 つの理由
指導要領における理科課題研究の目標は「科学に関する課題を設定し、観察、実験などを通して研究を行い、科学的に探究する能力と態度を育てるとともに、創造性の基礎を培う」ことです。栽培研究は、播種してから収穫するまでの流れを通して、以下の3つの点からこの目標を達成できます。
①過去の栽培結果を元に仮設を立て、栽培方法を組み立てます。
②日々の観察・実験を通して、植物の変化を読み取り、仮説との差の考察、栽培方法の再検討を行います。
③最終生産物の量や質として、研究結果を数字として得られ、考察を深めることができます。
一年近くに渡る栽培研究は、収穫の喜びとともに、生徒の科学的に探究する能力や態度を育て、答えのない課題に自分で取組む基礎を培うことができるでしょう。
ゆめちから栽培研究プログラムに参加しませんか?
中高生と敷島製パン株式会社(Pasco)とリバネスによる「ゆめちから栽培研究プログラム」は、今年で4年目を迎えます。ゆめちからの種子と栽培プロトコルをお渡しし、各校が仮説を立てて研究に挑戦しています。日本を変え始めているゆめちからの研究に挑戦する学校を今年も募集します。課題研究校は関東の3校、自由研究校は全国から参加可能です。これまで参加した学校により蓄積された様々な研究結果を元に、さらなる栽培研究に参加しませんか?
これまでの研究テーマ例
●窒素肥料の与え方と収量の関係に関する研究。
●プランターと袋栽培時における収量の関係に関する研究。
●肥料と根の成長の関係を調査。 等
第四期参加校募集
ゆめちから栽培研究プログラム第四期の課題研究校と自由研究校を募集します。課題研究校は関東地方の3校、自由研究校は全国から募集します。
研究期間:2015年9月〜2016年12月
内 容:超強力小麦ゆめちからの栽培研究。課題研究校は任命式、播種教室、工場見学、発表会等への参加必須。
設備条件:課題研究校は90cm×45cmのプランターを最低7個おけるスペース。自由研究校は独自で栽培できる環境
申 込:下記URLからお申込みください。
締 切:課題研究校 7月13日(月)、自由研究校 9月30日(水)