バイオガレージセミナー 〜ゲノム編集の可能性〜

バイオガレージセミナー 〜ゲノム編集の可能性〜

今回のバイオガレージセミナーでは、近年技術が大きく進歩している『ゲノム編集技術』にフォーカスします。

講師には国内でゲノム編集技術の発展に寄与されている広島大学大学院理学研究科の山本卓教授をお招きします。
山本先生はオープンリソースを利用した人工ヌクレアーゼの作製方法を確立されています。例えば、2010年にはZinc finger nucleases (ZFNs)による遺伝子破壊を、2013年には植物細菌Xanthomonas由来のTranscription activator like effector(TALE)のDNA結合ドメインを利用したTALE nucleases (TALENs)による遺伝改変技術を確立されています。
これまでに、培養細胞や様々な生物(ラット、マウス、カエル、ゼブラフィッシュ、ホヤ、ウニ、ショウジョウバエ)での遺伝子改変を行なわれているだけでなく、最近ではCRSIPR/Casのマルチガイドシステムを確立されており、今回のセミナーではゲノム編集技術の大枠の話から、最新の研究の話題まで幅広くお話しいただく予定です。

【スケジュール】
16:30 開場
17:00 開始のご挨拶
17:05 セミナー講演(広島大学山本卓教授)
18:30 質疑応答
19:00 終了

【定員】
30名

【参加費】
アカデミアの関係者は無料。企業の方は3,000円をいただきます。(※領収書を発行できますので、必要な場合は受付にてお申し付け下さい。)

【演者プロフィール】
山本 卓(やまもと たかし)
<現職>
・広島大学大学院理学研究科・数理分子生命理学専攻・教授
・広島大学研究拠点「ゲノム編集研究拠点」:拠点代表
・ゲノム編集コンソーシアム代表
<略歴>
平成 元年 3月  広島大学理学部生物学科動物学専攻卒業
平成 4年 7月  広島大学大学院理学研究科博士課程後期中退
平成 4年 8月  熊本大学理学部助手
平成14年 6月  広島大学大学院理学研究科講師
平成15年11月  広島大学大学院理学研究科助教授
平成16年 4月  広島大学大学院理学研究科教授
現在に至る

平成26年 4月  鳥取大学染色体工学センター客員教授
熊本大学生命資源研究支援センター客員教授