第3回 テックプラングランプリのファイナリストはこちら!
国内選抜の9チームに加え、マレーシア、シンガポール、台湾から海外チームも参戦。9月12日の最終選考会に挑む。
最終選考会日時
- 【 日 時 】9月12日(土)13:00〜19:00(懇親会 19:30-21:00)
- 【 会 場 】日本橋ライフサイエンスハブ
Finalist1:4Dセンサー株式会社 柾谷 明大
テーマ:高速検査装置「シャドーモアレカメラ」の事業化
大学の特許技術などを用いて各種の変形・形状計測装置を研究開発する大学発ベンチャーである。本事業では、自社特許技術「光源 切替位相シフトシャドーモアレ法」を用いて、従来の装置ではできない広範囲の物体の形状を高速・高精度に計測する装置を実用化販売する。100〜1000mm角程度の大きさの電子部品、機械部品等を高さ精度1〜10μm、計測 速度3〜2000fpsで計測できる装置である。製造ラインにおいて寸法・欠陥検査を高速かつ高精度に行える。
Finalist2:Daikumatan 長尾 太介
テーマ:Music x Science
スポーツ科学と同じように、楽器を演奏するときの身体の動きをIoTを用いて定量化/可視化し、これまで伝統芸の伝承であった音楽教育をフラット化することで、例えば音楽教師の「手でなく腰で弾いて」のような抽象的な教えに悩まなくてもよい、誰にとっても理解しやすい世界を実現します。そのシステムとサービス、ソリューションを提供します。またJAZZの巨匠たちが高齢化し次々と亡くなっています。私はこのシステムを使って、彼らの音楽だけでなく、その身体機能(体術)もちゃんと後世に伝えていくことで、文化貢献も同時に実現したいと考えます。
Finalist3:株式会社JUICE DESIGN 諫山 太郎
テーマ:ナチュラルインターフェース関連の開発
これまで、人類は、様々な道具を使ってきましたが、機械分野では、人間が機器に合わせて操作を習得してきた面が多分にありました。弊社は、機器の操作を、複雑なマニュアルを必要とせず直感的に行えるよう人間中心設計を行い、社会へと役立てる事業を行う会社です。現在、IoT時代が到来し、これまで電子化されていなかった様々なモノに通信インフラが整いつつありますが、通信状態は複雑化する一方です。これらモノのインターネットを直感的に使えるようにすることが、弊社の大きな開発テーマとなっています。
Finalist4:こみゅぱ技研株式会社 原 好彦
テーマ:流体利用による双安定型非線形振り子発電機
既に提案されている流体励起振動発電機の多くは、吸収可能な振動数帯域が狭いという欠点を抱えている。自然界における流体の速度は常に変動しており、流速に比例するカルマン渦列の発生周波数も常に変化している。つまり、流体励振利用による振動発電機は、このままだと適応流速域が狭く実用的でない。本開発では、簡単な形状の工夫によって実現される「エネルギー障壁の低い双安定ポテンシャル」を有する非線形振り子を使用することによって、適応流速域の広い革新的潮流発電システムを提供する。
Finalist5:株式会社ミライエ 島田義久
テーマ:ガラス発泡材を利用したフッ素リサイクル
半導体やガラス工場では製造工程でフッ酸を利用するが、その廃液は大量の汚泥として埋め立て処理されており、1工場当たり年間10億円以上の処理コストがかかっている。当グループで開発した技術では、特殊なガラス発泡材をフッ酸廃液に添加することでフッ素を選択的に吸着させ、汚泥発生をゼロにできる。吸着したフッ素はフッ酸原料として有価で販売可能である。フッ酸は、世界生産の8割を中国に依存しているため調達価格が安定しないが、フッ酸リサイクル技術により安定した調達モデルが確立できる。
Finalist6:株式会社ニューロスペース 小林 孝徳
テーマ:簡易脳波計および睡眠解析アルゴリズムが実現するヘルスケアイノベーション
「社会全体が人々の睡眠を尊重する社会を創る」ことをビジョンとし、筑波大学と産学連携プロジェクトを推進しています。睡眠を客観的データとして示す脳波計の開発および、データ解析から睡眠ステージを自動判定し、個人に最適な睡眠指標を提供するソフトウェアの開発を行っています。人間はおよそ28年間も眠っていると言われます。その睡眠を最大限充実させることで、仕事の生産性を最大化させ、人生そのものの質を向上させたいと考えています。また、最高の眠りを体験できるリアルスペース『睡眠ラウンジnemee』も運営してます。
Finalist7:株式会社クァンタリオン 根岸 邦彦
テーマ:コピー不可能な多機能認証素子、クァンタリオの試作
露崎博士の発明した多機能認証素子は同じロットの製品でもすべて違う真正乱数を継続的に生成します。この乱数で暗号化すると解読できませんし、番号は1兆個以上も重複しません。その乱数をうまく管理すると、素子は物理的に複製不可能となります。その素子を内蔵し、USB等のインターフェイスでスマホやPCと接続できる個人認証デバイスの試作をします。多機能認証素子はハンコと同じに、盗まれたらとりかえればすみます。
Finalist8:株式会社Sassor 宮内 隆行
テーマ:IoTデータ分析プラットフォーム
私達の提供するデータ分析プラットホームはサービスに合わせた分析結果を提供し、これまで埋もれてきたデータから新しい価値を発見するためのプラットホームです。例えば電力データやヘルスケアデータ、温度や湿度などの環境情報を分析することで、電力の節電アドバイスを提供したり、家の中の機器の制御の最適化を行います。これまでにIoTデータを分析する「Abis」という分析プラットフォームおよびセンサデータを取得するハードウェア連動サービスを提供しています。
Finalist9:TRYBOTS 近藤 那央
テーマ:ペンギン型羽ばたき推進水中ロボットプラットフォーム:もるペン!
様々な拡張機能やアプリケーションを実現できる、人と関わる水中で移動できるペンギン型水中ロボットを提供します。水中撮影、防犯利用、エンタメ利用ができ、メンテナンス契約を結ぶ事により定期的な収入も見込んでいます。将来は、世界中の水のあるアミューズメントパークにはTRYBOTSの水中ロボットが動いていて、子どもと一緒にプールで泳ぎ、遊ぶ。水のあるところ(溜池、プール、釣り堀など)での監視と救助。など、人間とロボットがふつうに暮らす社会への道筋を示すパイオニアを目指します。
Finalist10:Kinexcs Bernard Loke
テーマ:下肢リハビリのためのウェアラブル装置およびイメージング装置
人の動きをリアルタイムで計測するためのウェアラブルセンサーおよびイメージング技術を用い、リハビリテーション中の観察用途に使えるプラットフォームを構築する。
独自のセンシング装置、データ収集アルゴリズム、収集データからの画像再構成において独自技術を持っている。
Finalist11:Virtual Taste Nimesha Ranasinghe
テーマ:電気による味覚再現デバイスTaste+
Taste+は、日常生活における調味料の使用量を控えさせることで、健康的な生活をすごす手助けをする。食べたり、飲んだりするときに、電気的な刺激によってヴァーチャルな味覚を感じさせ、少ない調味料で十分な味を楽しめる。これまでに微弱電流を舌の先に流すことで塩味、酸味、苦味を拡張味覚として提供することに成功している。デバイスはスプーン型とボトル型の2種類を作成してきた。
Finalist12:FOMO Digital Louis Liu
テーマ:FOMO ソーシャルメディアブース
FOMOは世界初となるソーシャルメディア対応写真ブース。Facebook / Instagram / WeChat / WhatsApp / Twitterと連携し、リアルタイムで写真のデジタルデータでの投稿を行い、かつ、その場でプリントできるインスタントカメラの機能を備えている。イベント参加者すべてがカメラマンになり、かつ、オンラインでのプロモーションも行えるようになる。イベント主催者は、これまでよりも深い関わりを持ってもらえるようになる。
その他エントリーテーマ
きらきライト/医療・コミュニケーションロボット向け静音アクチュエータの開発/東北地方の一次産業から生じる海洋廃棄物をリサイクルし、デザインと組み合わせることで新しい価値を産み出す/高校物理学習支援用RT教材/マルチ再生エネルギーを利用したバッテリー充電システムの開発/Running innovation ~未来型スポーツデバイス~/「パーフェクト・グリーンエネルギー社会の実現」/飛び出し事故を防ぐ子供・高齢者オービス/低コスト小型レーザープロジェクタProjectionBall/魅せるものづくり〜身近なところからのアイデアを形にする〜/ものに触れ、発想し、想像から創造につながる、フシギウェアの実現/脳波での危険予測/一人暮らしの大人同士が助け合う仕組み/どんな瞬間も逃さない世界初のカメラ/”CAD/CAM機器、3Dプリンターを活用した歯科技工業界の改革/歯みがき革命〜まったく新しい歯みがきで、虫歯ゼロを実現する〜/保育施設に預けている乳幼児の見守りシステム/大切な人の笑顔を届ける照明 LYNCUE(リンキュー) の企画開発/「その時、その場にいる人々をつなげる」新しいコミュニケーション・プラットフォーム/汎用性のある移動型ロボットの開発 ロボットプラットフォームの構築